今一度 個性を伸ばせ 晋太郎 | Eye of the Tigers

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阪神の先発『青さん』の老獪なピッチングで、ドラゴンズ打線を相手に7回1/3を僅か3安打1失点に封じ込める。

四球も2つだけと、コントロールが安定していて良かったですね。
もう年のせいか100球前後しか持たないらしく(まぁ、投げ方が下半身を良く使う投げ方なのでね・・・)、完投は出来なかったが、久々の勝ち星であった。


中継ぎの石崎と球児もパーフェクトリレーであった。
石崎はえらいコントロールが良くなっていますね、以前は「えいやっ!」で投げている感じだったが、今はキャッチャーの構えた所に大分行くようになっています。
ピッチングフォームも、体の近い所から腕が出るようになったのかな?


打線は3番糸井から8番梅野までが打点を挙げる卒の無い攻撃で、8点を奪い完勝。
この2戦は、7番大山が打点を挙げる良いアクセントになっていますね。
6番鳥谷がつなぐ場面が多いので、7番がタイムリーを打てると非常に楽である。


明日はノウミサンか・・・福田に気を付けて頑張ってくれ!

 

 

甲子園では、大阪桐蔭がまさかのやらかしで負けてしまったので、今日はみんな大好き藤浪晋太郎について考えてみよう。
前回の登板では右打者に対して5四球・2死球と散々な内容であった。
なんせボールが抜けるんですね。


ルーキーから去年までの、年度ごとの記録を見て見ると


登板数は24~28なのでそんなに変わらないのだが、与死球の数がルーキーの年の2個に対して11個、11個、8個とめっちゃ増えています
与四球もルーキーの年からは増えており、K/BBを見ても制球力が悪くなっていることが分かる。


投球フォームを見て見ると


2013年のルーキーの年はインステップ(クロスステップ)で投げているので、両足の間隔の幅が広いのがのが分かる。

 


2015年のヤクルト戦から覚醒し、ロッテ戦まで32イニング連続無失点中の時は、インステップは修正されているが、腕が体の近い所から出ているのでコントロールが良かった。

 


今年の前回の広島戦は通常のステップ幅で、腕の振りはルーキー時代と同じですね。


一番内容の良かった2015年の覚醒時のフォームにすれば良いと思うのだが、シーズン終盤に肩を痛めたので、この投げ方が合っていなかったのかもしれないのでダメですね


今の投げ方で抜け球を無くすとなると、インステップに戻すしかないだろう。
もともと手足が長く抜ける投げ方だったのを、インステップにすることで物理的に開きを抑えていたのだ
誰がインステップが悪いと言ったのか分からないが、巨人の田口やDeNAのヤマヤスもインステップで投げてるでしょ?


藤浪の場合は送球をサイドスローで投げたりするので、横回転の投げ方が体に合っている(肩や肘を痛めない)のだろう。


背が高いので角度を付けるためにメッセのように上から投げおろすのが理想だが、腕を下げて横回転を使う方がいいのかな
丁度石崎や桑原が横回転の投手でコントロールが良くなったので、それを参考にすればいいと思う。

いっそのこと、ビッグユニットと呼ばれたランディ・ジョンソンのように投げるのも手では?


そもそもインステップも藤浪の個性ですよ。
その個性を奪ってしまったから今に至ったのでは?
藤浪は器用なので、言われたことを何とかこなしてきたが、いよいよバラバラになってしまったのだろう。
個性を奪って型にはめるから、阪神からは飛び抜けた選手が生まれないのかもね

(高山しかり)


取り敢えずはルーキー時代のインステップのフォームに戻すべきですね。
ただし、ルーキー時代は球がシュート回転して左打者に打たれまくったので、腕の振りは若干修正する必要があるかもしれません。


早期に復帰させるような記事もあったがダメですよ。
本人が自信や確信を持ってボールを投げられるようにならない限りダメです。
広島戦のように、自信無さそうに投げている姿をファンに見せてはいけません。


今は安全装置の付いていない大型プレス機を使っているようなもので、一歩間違えばいろいろ不幸なことになるので、企業として使用してはいけません。
ファンやマスコミ、OBやコーチや首脳陣がごちゃごちゃ言うより、藤浪がどうしたいか、どうなりたいかが第一で、本人が納得できるやり方で自分を取り戻してくれ!