キャッチャーが 課題なのよね タイガース | Eye of the Tigers

Eye of the Tigers

阪神タイガースやその他気になる話題について書いています

メジャーに行ったマエケンの「外角攻めに注目」という記事を少し前に見た。


内容は『元ドジャースのザック・グリンキー投手のように、前田は打者の外角にボールを収めることに卓越している。前田は約75パーセントの投球を、プレートの外角か外角のコーナーに留めている。これは今季のメジャー全先発投手で最高の確率。昨季のグリンキーの確率とほぼ同じだ。』というものである。


その昨季のグリンキーは、19勝3敗で防御率1.66という圧倒的な数字であった。
勝てる投手は外できっちり勝負出来るということですね


「○○は外ばっかりのリードだ」と批判する人もいるが、どうなんだろう。
ピッチングの基本は「アウトロー」、「困った時のアウトロー」と言うぐらいで、ピッチャーもそこに投げるためにキャンプで投げこみをするぐらいである
従って、アウトローを軸に配球を組み立てるのが普通だと思う。
踏み込ませないために内も必要だが、外で勝負するために内を使う感じですね
能見のように右打者のアウトローにはあまり投げず、クロスファイヤーでインコースを突く割合が多いのは特殊なのではないだろうか。(それだと外はチェンジアップなどの変化球と読まれる危険性もあるのだが。)


それなのに、他のピッチャーがあまり得意としないであろう内角の球を要求しまくる岡崎のリードに違和感が生じるのはごく普通のことだと思うのだが・・・
本当に投手の事を考えてリードしているのだろうか
8回で1点差の場面で、あれだけインコースに要求するキャッチャーは多分いないだろう。
一発警戒でインコースに投げるのには非常に神経を使うし、投手からしたら凄い難しいリードに感じると思う。
丸のインコースに構えた球がシュート回転して打たれて、松山にも同じように投げた球を打たれたわけですからね。

投げミスしたドリスが悪いと言えばそれまでだが、そのミスを誘っているのが岡崎なのである

球筋を認識してリードしないから同じ失敗をしてしまうのだ
藤浪が左打者に打たれまくっていた時のように、右投手が左打者のインコースに投げて、シュート回転して甘くなるのが一番危険です。
外に外れる分には良いが、内に入ると危険なのでストレートよりはカット系ならまだ分かる。
一度打たれた球を又要求して打たれた時点で失格だろう。
私が監督かバッテリーコーチならまず使わない。
別に岡崎が嫌いというわけでなく、自分の配球とあまりにもかけ離れているので理解出来ないだけである。
長年野球を見てきて、自分の中のセオリーから外れている配球なのでどうしようもない。
「配球に正解は無い」のは確かだが、そう思ってリードしているのなら救いようがないですね。
物事には基本・セオリーがあるので、それを知らない、もしくは無視していては話にならない


自分で何が悪かったのかを考えさせるのも大事だが、もう若手じゃないのだから、バッテリコーチがある程度見極めんとアカンわな。
矢野は「自分も遅咲きだった」と言っているが、矢野が開花出来たのは、ノムさんこと野村克也氏に出会えたおかげもあるだろう。
岡崎を開花させるには、矢野にノムさんの代わりが出来るかどうかにかかっている
自分がノムさんにどんな指導をされ、どれだけ口うるさく言われてきたかを思い出して欲しい。
2軍の山田コーチも野村チルドレンだったのだから、2軍のキャッチャーに「野村の考え」を伝授して、1軍で通用するキャッチャーを育てて欲しい。
あの時のノムさんのようにはなりたくないではなく、口うるさく根気を持って指導しないとキャッチャーは育たないのだ
矢野が抜擢した岡崎を使うのは良いが、責任を持って起用、そして指導をしてくれ。
これからもとんちんかんな配球をするようでは矢野の能力を疑うことになるだろう。