ナゴドで中日とのオープン戦、開幕の前哨戦でもあるが3-2で勝利!
何と言っても、先発の岩崎が素晴らしいピッチングを披露し、6回を投げ被安打僅かに1、与四球1、奪三振5、失点0、出したランナーも全てゲッツーに斬って取ったので、18人で球数81と完璧でした。
立ち上がりは少し球が上ずり、コントロールもアバウトな部分があったが、徐々に低めに制球され始めストレートと変化球のキレも良くなっていった感じだ。
この好投は、彼独特の球持ちの良さと、スピンの効いた球の為せる業だろう。
2番手は島本、腕の振りが抜群で球にキレもあった、流石は江夏さんが見込んだだけのことはありますね。タイプは少し違うが、1992年に大活躍した「たむじい」こと田村勤を彷彿させるピッチングですな、彼が故障しなければこの年の阪神は優勝していたのではないだろうか。
阪神ベンチは決して島本を田村のようにしてはならない、まだ若いので体も出来上がっていないと思うので、調子が良いからと言って酷使すれば故障するのが目に見えている。
久保田や西村のように、酷使され故障で投げられなくなる投手を出してはいけない。
藤浪や岩崎を無理せず使ったように、若手投手が故障しないように使って欲しいね、中継ぎもローテーションが組めるような感じで、元気でも下に落としてリフレッシュさせ、疲れを溜めないように出来ればベストかな。
補強しても故障者が出てしまえば意味が無い、故障者を出さずに1年を乗り切るシステムを確立出来れば、それが1番の補強になるのではないか、それに、故障者が少ない球団と認知されれば選手も安心して働けるだろう。
3番手は鶴、8回から出てきたのでよっぽど良いのかと思ったが、先頭のルナに初球の外角を狙ったストレートがシュート回転し真ん中に入りレフト前へ、続く平田には初球のカーブが真ん中に入りレフト前へ、マートンが弾く間にルナは3塁へ、2球で無死1・3塁のピンチである。
次の藤井を追い込むも打ち返され鶴のグラブを弾く、慌てて拾い上げたのはいいが、1塁へ投げず間に合わないホームに投げ1点献上で無死1・2塁のピンチが続く・・・点差を考えれば誰が考えても1塁へ投げるのにね。
次打者のエルナンデスはバントを2つ失敗し追い込むも、センターに打ち返され2塁ランナーが生還、3塁を狙ったランナーを大和が刺したのはビッグプレーであった。
投手は榎田に代わり高橋を三振、小笠原をセカンドゴロに打ち取りピンチを逃れる。
榎田はスライダーのキレが良かったのかな。
鶴は去年と比べても何の進歩も無かったのが残念だ、ストレートはシュート回転し、初球を簡単に打たれ、追い込んでも空振りを取れる球が無い・・・今日は球威・コントロール・キレが全く無く使い物にならない状態でしたが、敗戦処理や先発がKOされた2番手として置いておいてもいいかもしれない。
鶴は腕を振り、シュート回転しないバックスピンの効いたフォーシーム、そしてキレのある変化球を身につけない限り1軍では通用しないだろう。
最後は桑原がヒットを1本打たれるもゲッツーなどで3人で終わらせゲームセット。
桑原は球威がありスライダーもキレがあるので使えそうですね。
攻撃陣は今日はわずか3安打のみ・・・
4回に先頭の上本が右中間へスリーベース、西岡四球、ゴメスがセンターへタイムリー、マートンが犠牲フライで2点先制し、その後四球やエラーなどで1死満塁のチャンスだったが、大和がゲッツーで追加点を奪えず。
6回は西岡がエラーで出塁、ゴメスとマートンが連続四球で無死満塁、福留の犠牲フライで1点を取り、なおも1死1・2塁で梅野がゲッツーで追加点を奪えず。
チャンスで力むのか固くなるのかゲッツーばかりだ・・・
梅野はランナーがいると当てに行くバッティングになりゲッツーを連発しますね、もう少しセンター方向へフルスイング出来ないのだろうか?
今日はわずか3安打だったので、西岡のバッティング云々は言えないが、守備はそつなくこなしてしましたね、3番の適性があると思えないが、守備さえしっかりしてくれればそんなに文句も出ないだろう。