後藤健二さんが殺害されてしまいましたね、非常に残念な結果です。
日本としてはヨルダンに頼るしかなかったので仕方が無いだろう。
ISILは後藤さんの家族を脅迫し、日本にプレッシャーを与えようとしたのでしょうが、無駄でした。
日本人の国民性を良く分かっていなかった結果ですね。
それで、利用価値が無いと判断し殺害したのでしょう。
個人的には、後藤さんにはジョーカー的な役割があるので、簡単に殺害することは無いだろうと思っていたので意外でした。
ISILはもう少し狡猾でいやらしいと思っていたが、少し買いかぶり過ぎていたようだ。
後藤さんの前にヨルダン人パイロットを殺害していれば、「日本人のせいでパイロットの交渉が上手く出来なかったじゃないか」と、ヨルダンの日本に対する感情も悪くなっていたかもしれないのに、それも無くなりました。
ヨルダンは日本と関係なくISILと交渉出来るので、少し楽になりましたね(パイロットが生きていればの話だが・・・)
ISILはただの極悪非道の烏合の衆だとよく分かりました。
非道だ残虐だだけでなく、テロ組織が、どこの国で作られた武器をどれだけ持っているのかを報道してくれよ。
これだけ世界中で武器が作られ、輸出されていればテロも無くならないでしょう。
というか、紛争が無くなれば武器が売れなくなり、困る国がわんさかありますからね。
ちなみに、2013年の武器輸出額国別ランキングは
1.ロシア
2.アメリカ
3.中国
4.フランス
5.イギリス
だそうです。
どこかで見た名前がならんでいますね。
これを見ると「テロは許せない!」という言葉が、ただのパフォーマンスにしか聞こえません。
国連で、「テロ対策のために武器輸出を制限するべし!」と声高に叫んでも
ましてや、今回の当事国である日本も何も言わないだろう。
日本は『武器輸出三原則』により基本的に武器の輸出や国際共同開発をほぼ認められていなかったが、2014年4月に『防衛装備移転三原則』に代わり、武器の輸出入が基本的に認められるようになったからだ。
防衛省は政府開発援助の枠外で、日本の防衛関連企業から武器を購入した開発途上国などを対象とした援助制度の創設を検討しているそうだ。
今回の安倍総理の中東訪問も、イスラエルへの武器の売り込みだともっぱらの噂である。
イスラエルへ武器を売り込めば、アラブ諸国からは欧米諸国と同じ目で見られることになります。
今までコツコツと積み上げてきた、アラブ諸国からの親日感情も吹き飛ぶでしょうね。
後藤さんはジャーナリストとしての活動や渡航目的などを報道されていましたが、湯川さんに関しては、何をやっていて何の目的で渡航したのかなどが、あまり報道されていなかったように思えます。
彼は自分で軍事会社を立ち上げて活動していたようですね。
『防衛装備移転三原則』によって可能になった、武器の売り込みに関わっていたのだろうか?
集団的自衛権の名の元に自衛隊を海外派遣し、武器を売りまくる。
もはや平和の国日本は風前の灯火です。
日本から輸出された武器がテロ組織の手に渡り、日本人が人質となり、そのテロ組織と自衛隊が戦う日が来るのも近いかもしれませんね。