値が上がり 我々市民 音を上げる | Eye of the Tigers

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関西電力は来年の5月1日に電気代を値上げするそうな。


理由は、『原子力プラントの停止にともない、火力燃料費が大きく増加し、徹底した経営効率化に取り組んだとしても、電力の安全・安定供給に必要な費用をまかないきれないため』だそうだ。


関西電力は原発の比率が高かったので、その分火力発電に切り替えた燃料費の増加がかなりあるのだろう。


しかし、一般企業ならそうやすやすと値上げは出来ないし、リスクヘッジも行っていたはずだ。


四方「しかたありまへんな」で済ますのはしゃくである。


原発の発電コストは安いと刷り込まれているが、そもそも原発の比率が高かった関電の電気料金は、他の電力会社よりも安かったのだろうか?


安い電気料金を活かした企業誘致という話なども聞いたことが無いと思う。


福島の事故で生じた損害や、廃炉の費用、使用済み燃料の処理にかかる費用を発電コストに入れたら幾ら位になるのか教えて欲しいものだ。


アメリカで、シェールオイルやシェールガスを産出しまくって、輸出しようとしているし、原油価格等も下がっている。


日本は政治が機能していないので、天然ガスを非常に高い価格で買っているという話も聞いた。
(原発を推し進めるためにワザと高く買っているのか?)


この辺を上手くやれば原発よりも火力の方がコストが安いのではないか。


電気料金の値上げで、原発の再稼働止む無しの空気もプンプン感じますね。



炭酸ガスの排出を考えると原発の方がいいのかもしれないが、最終処分も出来ない時点でアウトだろう。


核燃料サイクルも上手くいっていないし、人類が扱うには時期尚早だったのではないだろうか。


原発に関する記事で『日立製作所が使用済み核燃料を燃料に使う資源再利用型沸騰水型軽水炉(RBWR)の実用化に向けて動き出した。使用済み核燃料の有害度は天然ウラン鉱石と同程度まで減衰するのに約10万年かかるとされる。だがRBWRが実用化されれば300年程度まで短縮できるという。原子力発電にとっての課題は使用済み核燃料の処理だ。日立は処分場の面積を約4分の1まで減らすことができるとみており、開発の行方に注目が集まる。』というのがあった。


非常に毒性の強いPCBも、プラズマで分解し無毒化する技術も進んできているようである。


このように技術が進歩し、核を安全に使えるようになってから使うべきだろう。


国の年金や借金なども、今を乗り切れればいい、将来の事は将来の人間が考えればいいという感じだ。


使用済み燃料の問題も、将来の人間が考えればいい、未来にはなんとかなるだろうというスタンスなのであろう。


これらの問題を全く解決できない政治家が、本当にこれだけの人数必要なのだろうか?


ムダ金ばかり使う烏合の衆では国民は困ります。


国会議員は投票率の低さを認識し、期待されていないことを頭に叩き込んで、信頼される行動をとって欲しい。


福島の事故から数年経ち『喉元過ぎれば熱さを忘れる』で、しれっと原発が再稼働される日も近いのかもしれませんね。