こんにちは、フミと申します。
定期的に本を読むのが好きなほうですが、
これはかなり前の作品で、このテーマでまた読みたくなりました。
今までたくさん読んできましたが、一番印象にのこっている作品です。
これだけは、ず~と本棚にあります。
もうダメだ~
苦しい~
これでいいのか…
というときに読みかえします。
西島秀俊と香川照之主演のドラマ化した作品でもあります。
おすすめ『流星ワゴン』
流星ワゴン
- 著者 重松 清
- 発売 2002年2月8日
- 項数 392ページ
ーあらすじ
死んじゃってもいいかなあ、もう……。
38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?
「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
本の総合カタログ「BOOK」データベースより引用
重松 清の作品、『とんび』『ビタミンF』…
といい作品がたくさんありますが、
私的にはこの『流星ワゴン』が読みやすく、
ファンタジー感があるのに現実的な描写がとても好きです。
ーちょっとだけ感想
*少しネタバレを含みます*
主人公が死んでもいいかなという最低に思える人生を思いながら、幻想的なストーリーに展開、すごいハッピーエンドという感じではないです。
すこしだけ、気持ちや人生観みたいなものを変えてくれるような印象です。
父の背中を考えるという感覚も好きですね。
実際には、自分の父の考え方ってわからないものです。
そう、父の過去を一緒にみて経験して初めて分かり合える・・・
俺の背中見て育てと言われても、言葉にしないと本当にわかりえるとは思えない。
口数すくない父は、特にわからない。
話がかみ合わない…
男同士というのもあるのかもしれませんが、話すのがめんどくさくなる…
ただ、幾度となくこの本を読んで、死に際になってようやく父を理解するという結末だけは避けたいなといつも思います。
自分も父として、何を残してやれるのか、自分が大切にしたものなど…
子どもたちをどんな気持ちで見ていたのかを伝えてあげれればなと思う。
なんかセンチで草
感想と私的意見が入り混じる結びになってしまいましたが、一度読んでみて下さい。
本当にきっと素敵な時間が味わえると思います。
古本もたくさん出てますので、ブックオフでも探してみてください。
ちょっとだけ、大切な人の死や自分の死について考えるのもいいかもですね
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ー長くなりました。
では、良い読書の秋をー