スマホ系の記事を書いていて、筆者はいつも迷う事があります。
「どこまで(詳しく)書くべきか」問題です。

 

例えば端末のスペック。


画面サイズや重量は必要として、ディスプレイの種類まで(液晶/有機ELなど)書くべきか。
メモリやストレージ容量はもちろん必要ですが、ストレージの種類(eMMCかUFSか。またそのバージョン)も必要か。
バッテリーはどこまで?容量だけで大丈夫か。最大nWの充電に対応(n分でn%まで充電)まで書くべきか。最大n時間のビデオ再生ができると具体的な使用可能時間も書くべきか。
音関係は?スピーカーの数、配置、ドルビーアトムスに対応・非対応、Bluetoothのバージョン、イヤホンジャックの有無どこまで書けばいいのか。

通信は?シングルSIMか、デュアルSIMか。デュアルSIMの場合、物理SIM×2なのか(物理SIMとmicroSDの併用可能か)物理SIM×eSIMなのか。対応バンドも書くべきか。(それに伴って相性のいい回線・悪い回線も書くべきか)5G対応か。
Wi-Fiはどの規格まで対応しているか、最大通信速度も書くべきか。

Felicaの有無まで書くべきか。

カメラは?搭載しているレンズの種類でいいのか、センサーサイズや画素数、f値といった専門的な部分も書くべきか。

 

 

 

SIMカードに関しても迷います。

 

例えばpovo2.0。

使わない月は月額基本料0円。ただし180日間トッピングがない場合や180日間で通話・SMS送信料の利用料金が660円を超えない場合は自動解約。(となるため0円でずっと維持できるわけではない。)

 

という説明が一般的だと思いますが、厳密にいうと少し違うんですよね。

まず、180日のカウントは「購入したトッピングのうち最も遅い有効期限日の翌日」から開始されます。
つまり有効期間180日間のトッピングを購入した場合は購入後おおよそ1年間は何もトッピングしなくても解約となりません。期間限定で提供されるトッピングには有効期間365日間のものがありますが、こちらを購入した場合は購入後おおよそ1年半は何もトッピングしなくても解約となりません。

 

また、プロモコード類の中には有料トッピングをしたのと同じ扱いになるものがあります。

 

このため、完全に0円で維持することも出来ます。

 

さらに言うと、購入したトッピングのうち最も遅い有効期限日の翌日から180日間、トッピングの購入もしくは通話/SMSの利用料金が660円未満、有料トッピングと同じ扱いになるプロモコード類の入力がなくても即解約となるわけではありません。200日超えてから解約となったという人もいますし、そもそもいきなり解約となるのではなくまず回線が一時的に停止されてから解約となります。

 

つまり、povoの維持について余すことなく書くだけで、最低限「購入したトッピングのうち最も遅い有効期限日の翌日(もしくはpovo2.0に加入した翌日)から180日間以上、有料トッピングの購入もしくは通話・SMSの利用額合計が660円を超えない場合、利用停止の対象から除外される各種コードの入力がない場合、順次回線が停止され、アクションがない場合は自動解約となります。※180日経過してもすぐに回線停止・自動解約になるとは限りません)」と書く必要があります。

より詳しく(丁寧に)書こうと思ったら「購入したトッピングのうち最も遅い有効期限日の翌日」とはどういう意味か(有効期限180日のトッピングを購入した場合はおおよそ1年間、有効期限365日のトッピングを購入した場合はおおよそ1年半、購入日からトッピングしなくても解約とならないこと)、「利用停止の対象から除外される各種コード」とは具体的にどういうものかを書くことになります。

 

維持だけでこれだけ書くことがあるのですからトッピングなども含めてpovo2.0に関する解説記事を余すことなく書こうとするとものすごい長文になります。

 

 

筆者としてはなるべく詳しく書きたいと思っているのですが、その結果「こんな長文読んでられねーよ」と離脱されたら意味がない。かといって、省略しまくっても「こんなスカスカ記事読む価値ない」と離脱される可能性があります。

 

どこまで詳しく書くか、なかなか難しいもんです。