𝕏でAPN構成プロファイルについて調べていたところ、IIJmioの興味深いポストがいくつか目に入りました





これらのポストから僕は「IIJmioのSIM同士であればiPhoneでもスムーズにデュアルSIM運用できる(データ通信するSIMの切り替え時にAPN構成プロファイルのインストールのし直しは必要ない)」と読み取りました。

しかし、公式HPには「IIJmioのSIM同士を併用する場合でも、モバイルデータ通信で利用する回線を切り替える度に、APN構成プロファイルの再インストールが必要となります。」と記載されています。


どっちだ?

それともIIJmioの𝕏投稿をちゃんと理解していないだけ?

と疑問に思ったので、IIJmioのチャットで問い合わせてみました。


iPhoneと格安SIM、APN構成プロファイルについて解説


チャットサポートとのやり取りを見せる前に、iPhoneと格安SIM、APN構成プロファイルについて簡単に説明させてください。これを理解していないと、これからの話を理解するのは難しいためです。「APN構成プロファイルね、知ってる知ってる」という方は読み飛ばしていただいて結構です。


格安SIMを使う場合、iPhone/Android問わずAPN(アクセスポイントネーム)設定というものをする必要があります。

端末にSIMカードをさすだけでは通信できません。

で、このAPN設定。iPhoneでは格安SIMを提供している会社が作成した「APN構成プロファイル」というものをダウンロードすることで設定するのですが、残念ながら同時に複数のAPN構成プロファイルをインストールすることは出来ません。


つまり、iPhoneでは格安SIM同士のデュアルSIM運用は出来ません。(一部、例外もあったりするのですが話がややこしくなるのでここでは考えないものとします)


また、APN設定は回線毎に設定が必要なため、同じ格安SIM業社の同じ通信キャリアのSIMカードであってもデュアルSIMは出来ません。

例えばmineoという格安SIM業社はdocomo回線とau回線で物理SIMとeSIMの両方でSIMを提供していますが、物理SIMにdocomo回線、eSIMにdocomo回線では使えるか?の答えはNoとなります。


冒頭で、IIJmioの興味深いポストがいくつか目に入ったと書いたのもこれが理由。

IIJmio同士のSIMカードであっても(データeSIM)を除いてデュアルSIM運用は出来ないはず。なのに𝕏ではさも「出来る」と読み取れる投稿がある。

これは、問い合わせるしかありません。


チャットサポートの回答


チャットサポートの回答は「SIMカードを切り替える度にAPN構成構成プロファイルの再インストールは必要」というものでした。


続いてこのような質問をしました。

「回線毎にAPN設定が必要なのか」

この質問をしたのには理由があります。


IIJmioの公式𝕏が「APN設定については、弊社の提供しているAPN構成プロファイルは回線ごとに設定ではなく、端末にインストールすることで端末のすべての回線に一律に適用されるもの」とポストしているからです。

ここでチャットサポートが「回線毎にAPN設定は不要」と回答した場合IIJmio公式𝕏の投稿と一致するため問題ない(僕がIIJmio公式𝕏の投稿の意味を正しく理解していなかったことがわかって終了する)のですが、チャットサポートが「回線毎にAPN設定が必要」と答えた場合、チャットサポートの回答の信憑性が揺らぎます。


つまり、この質問はチャットサポートの回答は信頼できるかを試すための確認です。

チャットサポートの答えは「回線毎にAPN設定が必要」でした。


そこで、次の一手。

IIJmioの公式𝕏(ポスト)のリンクを貼り、公式𝕏と案内(答え)が違うがどちらが正しいのか聞いてみました。

結果は「電話で回答する」とのこと。

どうやらすぐには調べられない様子です。

電話で回答をいただきましたら続編を公開したいと思います。

というわけで「【IIJmio】APN構成プロファイルの謎に迫る Part2」ご期待ください。