<2023.9.25:断薬3916目のエントリーです>

 

若さとは感受性かと思います 

そのせいで興味本位で行動しがちでもありますけどね 

大抵の失敗はリカバリーできると思うけれど 

若い頃に取った行動が、取り返しがつかないということだけは避けたいものです 

 

この週末は、友人のライブを観に神戸まで出かけておりました。

私の学生時代は80年代前半のバンドブームで、洋楽全盛に加えて、邦楽でもサザンやYMOなどロックがヒットチャートを席巻しはじめ
た時代でした。
自身もドラムを担当してバンドを結成し、AMラジオや神戸のライブハウスなどに出演するくらいの活動はしていました。
その時のベースを担当していた友人がまだ活動を継続しており、久しぶりに冷やかしに顔を出してきました。

ドラムは音と振動のため自宅では演奏できませんので、押し入れにしまってから随分と日が経ちました。
こういった生ライブを観ると、また自分でも演ってみたくなりますよね。
リタイヤして時間もできましたので、また少し考えてみようかな・・・

音楽体験と言いますか音楽履歴?というものは人それぞれあるかと思います。
私の場合、洋楽に目覚めたきっかけは、リアルタイムではないのですがビートルズからでした。
そこから、ハードロック、ヘビーメタルにのめりこみ、プログレを経てジャズ、フュージョン系に移っていきます。
その都度その都度、ヒーローというべきミュージシャンが存在し、その人の演奏だけではなくライフスタイルに憧れました。

若さ・・・といってはそれまでですが、アウトロー的なふるまいまで憧れ、真似てみたいと考えていました。
当時のミュージシャンといえば、奇抜な創造性や反体制のパワーの源として、ドラッグを使うことも普通にありました。

先に挙げたビートルズでもドラッグに力を借りて曲を作成したことは有名ですし、メンバーのポール・マッカートニーは1980年に来日した際に大麻所持で成田空港で逮捕されています。
ジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンなど、薬物がらみで命を失ったケースも多かったです。
ドラックで生み出される幻覚やインスピレーションに憧れもあり、そういった生き方をむしろ肯定していました。

そういった価値観が根底にあったのでしょう。
若いころに精神科を受診して、睡眠薬や精神安定剤を服用することに大きな抵抗はありませんでした。
むしろ、「俺ってかっけー?いけてる?」なんて考えていたかも・・・

ベンゾジアゼピンなどの精神薬の依存になる素地はそろっていたのかもしれません。

若いころは愚かで、考え方に論理性がない・・・なんて説教臭いことを言うつもりもありませんが、
若くてパワーのあるうちは、怖いもの見たさと言いますか、自分の限界を超えた可能性を求めたくなるのでしょうね。

今は安定した楽しみを求めるために、ロックをたしなめたいな。