8月の市民公開講座が開催されました | 南東北福島病院・リハビリ南東北福島

8月の市民公開講座が開催されました




平成20年8月16日(土)、新棟7F講堂にて市民公開講座を行いました。
「隠れ糖尿病と血管障害」と題し、当院の脳神経外科医師 仲野雅幸先生が糖尿病に関連する症状について詳しく説明しました。


糖尿病性血管障害は、数種類の症状に分けられ、それらを防ぐため血糖コントロールの重要性を強調していました。
 話を要約しますと、糖尿病の診断がつく前(耐糖能異常、糖尿病予備軍)から動脈硬化が進行し、なかでも食後高血糖(200mg/dl以上)が危険とのことです。そして、糖尿病予備軍のうちから、血圧や脂質管理が必要です。
 空腹時の検査では、食後の血糖がわからないので、糖尿病が見落とされている可能性があることなどを話してくれました。
 もし、糖尿病の診断がついた場合は必要なこととして網膜症の確認・治療、血圧管理、脂質管理、禁煙・節酒等を挙げていました。



 

第2部で、当院の太田看護師から「糖尿病フットケア」についての講演がありました。

糖尿病で血糖値の高い状態が続くと神経や血流に障害が出て、特に体の末端である足に異常が起こりやすくなります。
そこで自分自身が日頃から足の手入れや観察をし、足の異常を早期に発見して医師による治療を受けることの大切さをチェックシートなどの資料を用いて説明していました。


今回も多くの方に足を運んでいただきました。質疑応答では数多くの質問がありとても充実した内容になりました。


9月の市民公開講座も当院新棟7F講堂にて開催を予定しております。
入場無料なのでお気軽にご参加下さい。


担当:事務T
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