よく考えてみたらそうでした。完全に野球がメインになったからというのもありますが・・・。
一番最後に行ったのは昨年7月のノエビアスタジアム神戸でした。あの試合ではコンサドーレの応援席にいましたが、その時に起きたのがあの「自由席化事件」です。思えばあれがJリーグから足が遠退く契機になったのかなと。これまでもJリーグでは数多くのサポーターによるトラブルがありましたが、まさかその現場に居合わせることになるとは思いませんでした。しかもよりによって自分が応援していたチームのサポーター起因の事件でしたからね。
あれ以来Jリーグに行かなくなった私ですが、また再び行きたいという気持ちが全くないわけではありません。しかし、あれからまだ1年しか経ってないのにコンサドーレ以外のチームを応援しようという気にもならず、仮にコンサドーレの試合に行くにしても、あの応援席には行きたくないというのが正直な気持ちです。
それと・・・やっぱりJリーグは「チーム関係なく気軽な気持ちで」という雰囲気ではないから、なかなか推しチームでもないけど行こうという気持ちにならないのが正直なところです。そういう「一見さんお断り」的な雰囲気なのもまたJリーグ各クラブが集客に苦しんでる理由の一つなのかなと思います。
どんな競技でも、入口は皆「にわかファン」から始まります。何度もリピートするファンを呼び込んで、「また来たい」という気持ちにさせ、彼らを「にわか」から「ガチ」に変えていくかが重要になります。そのためにはまず「にわか」が入り込みやすい雰囲気を作らねばなりません。
ラグビーW杯日本開催で「にわかファン」が流行語になりましたが、あの時たくさんいた「にわかファン」は果たしてどこに行ったのでしょうか?。W杯直後こそトップリーグは多くの人が入りましたが、今のリーグOneは人気カードですら当日券で入れる状態です。マスコミの報道量の問題も確かにありますが、結局リーグOneもあまり「にわかファン」を受け入れやすい雰囲気にないのが一番の理由なんですよね。更にチケットが高額だったりチームによってはファンクラブに入らなければチケットが前売りで買えなかったりいった感じもまた、新規の人にとって高いハードルになってます。そういう所に協会もいい加減気づかないと、客はなかなか増えないでしょう。
Jリーグが客を増やすためには、まず新規のファンへのハードルを下げる必要があります。「マスコミの報道量が」という話もありますが、それを覆すのはまず不可能です。オリックスバファローズが三連覇しても阪神タイガースとの報道量の差が変わらない・・・その現実を考えると、サッカーW杯で日本が優勝しても多分野球との報道量の差は埋められません。ならばその現実を見つめて、この状態でも新規のファンを獲得する施策を立てる必要があるのではと思いますね。