日本の歴史を見てると、「どうしてもこいつは許せない」という人物の一人や二人、必ずいるはずです。もちろん時の権力者にねじ曲げられた歴史もあったかもしれませんが、それを考慮したとしても許せない人物はいます。そんな私が「許せない」と思う人物を7人選びました。なお、あくまで個人的感想で選んでいるので、異論は認めません(笑)。
①天智天皇
暗殺者が天皇になってしまうという、あってはならないことが現実に起こってしまったのがこの時代です。自らの手で蘇我入鹿を手にかけ、邪魔になると思えば兄弟でも容赦はしない。もし大海人皇子(天武天皇)が吉野への隠居を選ばなければ、恐らくその場で殺したのではないでしょうか。
②藤原不比等
日本書紀の成立時期がほぼ藤原不比等が権力を奮っていた時代なので、かなりの忖度はあったんじゃないでしょうか。ある意味後の藤原氏繁栄の基礎を作った人物ではありますが、それを良いことに好き放題やったという印象もありますね。
③藤原良房
応天門事件はもしかすると藤原良房自身が伴氏を陥れるために仕組んだものなのではという疑いを持ってます。この事件で藤原氏による他氏排斥は完成したようなものなので、余計に疑いの目で見てしまいます。
④北条義時
一昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はずっと見てましたが、あのドラマを見たからといって私の中での悪イメージが抜けることはありませんでした。確かにあのドラマは面白かったですが、北条が鎌倉幕府を乗っ取った事実に変わりはありませんからね。
⑤足利義満
南朝方との約束を反故にした点が許せないポイントですね。もちろん南朝正統論が正しいのかどうかという議論はありますが、統一の条件である両統迭立は反故にされたわけですから。
⑥豊臣秀吉
アンチ秀吉の多くは天下を取ってからの傍若無人ぶりを理由にしてますが、私もそのうちの一人です。韓国における反日感情も秀吉の朝鮮出兵が原因とも言われてます。
そういえばつい最近、信長の側近から秀吉に宛てた手紙が見つかったようですね。上司には良い顔をしようとして、自分より地位が下の者を見下すという秀吉のイメージを更に強める資料なのではと興味を持ってます。4月から兵庫県立博物館で展示されるので、見に行きたいですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/176d360778b1aa4ac7e0a3fcb42f3f0256313a23