いらっしゃいませ^^
nana書店、開店です𓅪
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いちばん大事なのは、
自分がぶれないことよ。
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「パンとスープとネコ日和」
群ようこさん/ハルキ文庫
永年勤めていた出版社を
異動を機に辞めたアキコ。
亡き母親がやっていた食堂を改装し、
アキコのお店をオープンするために。
メニューは日替わり
「サンドイッチ、スープ、サラダ、フルーツ」
安心で優しい食材で
アキコのこだわりがつまったメニュー。
店の内装もアキコのこだわりが
つまっている。
そして、2階の自宅には
愛しい飼いネコのタロもいる。
アキコ、お手伝いのしまちゃん、タロ、
近所の人たち、
母親に関わりのあった人たち、、、
決して広くはない世界で、
愛おしい日々を過ごしている。
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小林聡美さん主演のこのドラマが大好き。
何度も観ています。
ドラマと原作はまた違ったところもあり、
それもまたいい。
配役もピッタリ。
ドラマもこちらの本も
身近にありそうなことだけど、
どこか身近より丁寧で、
どこか身近より愛おしい。
時の流れが、ゆっくり穏やか。
こういう日々憧れです^^
アキコのお店に行って、
こだわりのご飯をいただいて、
アキコとしまちゃんに
「ごちそうさまでした。
また来ますね^^」
と伝えたい。
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𖧷アキコは傲慢かもしれないが、
みんなに来て欲しいとは思っていなかった。
人には好き嫌いがあって当然で、
自分の店が嫌いな範疇に入れられても、
それは当たり前なのだ。
いちばんいけないのは、
自分の気持ちがぶれることだ。
𖧷結局、おじさんたちは、
自分の居場所がなくなって、
あわてているだけなんですよね。
そんなもの、自分で作るものなのに。
𖧷小さな事柄であっても、
幸せだと思える自分が幸せだと、
アキコは脳天に日差しを浴びて、
船を漕いでいるたろの姿に目をやった。
𖧷アキコはいつもまじめに考えすぎなんだよ。
人間、どこかずれたところがないと、
息が詰まるよ。
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お立ち寄りいただき
ありがとうございました(*^^*)
素敵な本の出逢いがありますように。