足職人　村上智慧です。

中学や高校の受験シーズン。

高校受験願書提出が、学校の人為的ミスで締切過ぎてしまった事件。

他人事だから、こうなる

中学校の事件後の対応については、

人として理解に苦しむところです。

先生は、生徒のために行動してるはず。

学校は、生徒のことを考えてくださっている。

と思い込んでいませんか？

中学の先生にとって、生徒の人生はそもそも「他人事」。

起きるはずがない事件が起きるのです。

起きるはずがないことを気にしていたら、夜も眠れません。

でも

回避できる対処を取ることは、できます。

というのも。

同じような経験をしたことがあるからです。

大学で受けられたのに...

最初で最後のチャンスを
奪われた

大学では弓道を習っていまして、

4年生の時に、五段の昇進審査を受けるための手続きを　書類に書かれた通りに則って書類を提出しました。

当時、四段までスムーズに受けられてきたのは、ありがたいことでした。

五段審査に挑戦できるのは、四段保持者であること。審査を受けるためのチャンスに乗れる！

大学があった愛知県で受けていた審査は県内各所。

五段の会場は、

東京でした。

大学生で四段までは取れるものなのですが、五段となると申込から受験方法も違っていまして、顧問の先生にも応援いただき、審査のための練習を重ね願書を出したところ...

試験日が近づいても全く連絡がなかったため、

弓道連盟に連絡したところ、

「書類は受け付けていない。そのため試験は受けられない」

との返答。

どういう事？！

昇段審査担当の方からは、

「ミスだった」「提出していない」

そしてこう言われました。

どうしようもない。

あなたが分かるように書類を書かなかったからだ。あなたが悪い。

70代の男性が、22歳の学生にのたまったのです。

めちゃくちゃ悔しくて、何度も何度も連絡し、顧問にも泣きつき、弓道連盟TOPの方にも直談判しました。

そうしましたら、

担当の奥様という方から電話が来まして、

「あの頃主人は体調が悪くて、どうしようもなかったのだから、わかって欲しい」

との言い訳を聞きました。

だいたい、なんで夫の代わりに妻が言い訳するの？

まったく理解できない！

自分がやるべき事をしないで起きた出来事であれば、因果応報。

他人がわたしの人生を左右するなんて、考えたこともなく。思いつきもしなかった。

22才の若いわたしは、

怒りに任せて荒れた日々を過ごしました。

怒りがおさまり、

人生には、自分の力が及ばないところで自分の人生の方向を決められる、不条理なことが起こることがある

と理解しました。

時が過ぎ、すっかり忘れていましたが、

ニュースで今回の事件を知って、心がキリキリと痛みました。

これは事実、よく起きやすい人為的ミスであり、当事者は深く傷つき、これ以上ない挫折感を味わうこととなります。

加えて

ミスした人は、他人の人生は我関せず、なのです。

ここから学んだ教訓

人生にとって大事だと思う事・取り組んでいる事に、もし他人が関わる場合は、

どんな状況にも対応策を考えておく。

プランA・B・Cを想定しておく。

二重三重で防護壁をつくっても、

ドラマは起きるものです。

起きた出来事には、納得しないとしても受け止め、気持ちを切り替えること。

そして

言葉で想いを伝える訓練をする事。

「論破」という名の「屁理屈」や言い負かせることではなく、

立場上、言うべきことは言う。

気学を学び、さらに加えたのは

「起きた物事の種が必ずあり、蒔いたのは自分自身にあることに気づくこと」

当時のわたしが蒔いた種が、

どう咲いたのか？を改めて振り返る。

日本文化・武道への心構え。

師範・事務局への態度。

他大学との交流の仕方。

若さゆえの誤り？

年令ではありません。

魂の在り方　そのものが起こした出来事だった、と気づかされます。

郵送物は
必ず残るように送り方を選ぶ

物理的な対応策を知っておきましょう。

あの出来事以来、郵送時の封筒に

赤色で「〇〇在中」と書いて出していました。

現在でも

「履歴書在中」など書きますよね。

重要な書類はレターパックや、書留郵便で送る。

今は郵便物は土日配達しないそうです。

お金がかかっても、配達証明がある宅急便を使うのもよいですね。

ドラマ「ふぞろいのリンゴたち」の中で、宅配便の荷物ごと紛失するというシリーズがありました。

他人が関わる事で、何が起きるかわからない不条理さを思い起こさせるドラマでした。

送ったことを先方へ連絡しておく

これで、届かなかった場合に一報入れてもらうように書き加えます。

万が一、受け取れなかった場合は連絡がきますから、対応が素早くできます。

「受け取ってくれたはず」

と思い込む前に、どんな状況にも対応できるよう準備しておく方が、対応が早いため締め切り日がある場合は間に合う確率が高まります。

普段から連絡は密に！

書類を送り、受理する。

この「当たり前」は当たり前ではありません。

受理してくれたんですね！

感謝です〜！

なのか。

受け取ってない？

うそでしょ？

なのか。

要は、日頃のお付き合い、ちゃんとしていますか？

というお話です。

受験生の皆さん！

人生は、自分事です。

あなたががんばっているのは、周りは知っています。

でも

知っているからと言って甘えていませんか？

関わってくれているご両親・家族・先生方・学校の事務員の方とコミュニケーションとっていますか？

感謝の心と言葉は、伝えていますか？

今日から笑顔でいいましょう。

「いつもありがとうございます」

「感謝しています」

すべてうまくいきます。

応援しています。

願書提出勘違い事件に思う