覆面☆食堂 マスクド・セバスチャン伝説「倒れる時も前のめり!」Powered by Ameba-0516.jpg


「覆面友情物語」

~カックン編~





セバスチャン・ジェット・ロドリゲス・アントノフの四人でライブ活動することになった覆面☆兄弟。


更にパワーアップするために、ギタリストを募集することになった。


何人か候補者や応募者があったものの、俺の中ではある一人の旧友の存在が気になっていた。





俺とジェットとロドリゲスが覆面☆兄弟を組む前にやっていたバンド時代に、よく対バンしていた横浜のロックバンドのギタリスト…

後のカックンだ。




俺は当時、「対バンは敵だ」という考え方だったので、共演者や対バンとは一切口をきかなかった。


同業者と仲良くするつもりもなかった。



でもね、カックンのバンドだけはメチャクチャ仲良くなったんだ。


昔から、あのままの陽気な男だったからね。




何度か一緒にイベントもやったり、セッションしたり、とにかく仲良しなバンドだった。





ある日、カックンのバンドが解散することになり、俺らはその解散ライブに出演することになった。


良いライブだったよ。


当時からカックンの音には魂があった。




そのライブ後、打ち上げの宴会で大騒ぎし、俺もけっこう酔っぱらった。

みんなより一足先に俺が帰ろうとしたら、カックンが店の出口まで見送りに来てくれた。


「いつか必ず一緒に何か面白いことやろう」


その時に、俺たちは約束してたんだ。









約束の夜から数年後、俺はカックンを覆面☆兄弟に入れるために連絡を取った。

「必ずメジャーに連れて行くから、一緒に来ないか?カックンの音が必要なんだ。」


返事は、即オッケーだった。







今ではすっかり俺の相方的な存在になっている。






バンド解散の危機の時、カックンは俺にこう言った。

「俺の気持ちは変わらない!ずっとセバスチャンについて行く!」





いや、ついてくるっつーより…

ずっと俺の隣で一緒に悪ふざけしててくれよ。




そして一緒に、一人でも多くの人を笑顔にしちゃろうぜ!



なぁ、相棒よッ!







ヒザカックンマシン1号に、多かれ少なかれ幸多かれ。