昨年夏、私たちボート部は、
浜松大平台高校・坂出高校と一緒に「陸前高田市」へ
復興ボランティアに行ってきました。
そこでも多くの事を考えさせられ、多くのことを学びました。
実は
年末の菊池合宿でお世話になった先生が
12月31日~1月3日にかけて南三陸町に復興支援ボランティアに行かれたようです。
許可を得て、現状報告を皆さんにもお伝えします。
こんにちは。
無事帰ってきました。
自宅に到着した途端、ものすごい睡魔に襲われ
昏々と眠り込んでしまいました。
今は久々に熱い湯船に浸かり住む家やお風呂があることの
ありがたさを感じています。
分厚い寝袋で寝てましたが、やはり寒かったです。
今回、短期間でしたが、多くのことを考えさせられる毎日でした。
仮設住宅で暮らす方と在宅で暮らす方の差をみました。
仮設住宅の方には、物資が届きますが、家が半壊の方々は
支援を受けていないこともわかりました。
未だに浸水した1階が片付いておらずブルーシートで覆っている家もありました。
ストーブなどの寄付もないようです。
また、縁があって南三陸町のEさんのお宅に訪問しました。
最後まで放送で避難を呼びかけた娘さんに線香をあげさせていただけました。
お父様が気さくな方でご自宅にあげていただき、いろいろとお話しを
聞かせていただきました。
テレビに取り上げられたことで、震災直後は政治家やマスコミなど
多くの訪問者の対応で辛い思いもあったようです。
Eさん宅に支援したいという声が多かったようですが
もっと困っている方を優先してほしいと救援物資を受け取らなかったようです。
お会いした日は、ストーブもない状態でした。
3日間通いストーブや毛布などを受け取っていただけました。
ご自宅は半壊でしたが、家があるだけましだと言っていました。
とても優しいご両親に笑顔が素敵なおばあ様。
このご家庭で愛情いっぱい育った娘さんが、多くの方の命を救ったのだと
思いました。
高齢者の方と交流して電話番号を聞かれたり、孫の嫁か俺の嫁にならんかと
大変元気な方もいました。
しかし、夜になると寂しくなるという声も多かったです。
今後も、心のケアなどサポートが必要だと思いました。
今回、出会った皆さんは、
明るくて逞しく生きており、私がパワーをもらった気がします。
今年が良い年になるよう心からお祈りしております。
T先生、本当にお疲れ様でした。
そして、有難うございました!
読んでいて何度もこみ上げてくるものがあり、
まず練習前に部員たちに伝えました。
そして
今年も何とか復興支援に行けないか・・・・計画を立ててみます。