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~ ロバート・フジタの一筆コラム~

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近頃はコラムのネタがそこら中に落ちているようで、毎日飽きがこない。


 

政治、政治家、経済、企業、ワイドショーと多種多様からの情報が雪崩のように流されてきて、いつでも満載状態のようだ。特にネットを介した悪口雑言にはモラルのひと欠片も感じることが出来ない。そんな現状には怖さを通り越して哀しささえ感じてしまうのは私だけだろうか?


本日のネタは、深夜番組で初めて知った川越シェフ。気付いたらキムチやら何やらにあの有名な「川越スマイル」が「これ美味しいよ」と言わんばかりに張り付けてあった。


 
  

川越シェフという人はテレビ番組を見るとソフトなマスクに似合わない案外辛口なコメントとの落差が面白く、私の中での好感度は結構高かった。その彼がテレビで謝罪する羽目になったのは、何故なのだろうか?





 

 


彼の店であるイタリア料理店『タツヤ・カワゴエ』での事。訪れた客が「水代として800円取られた」と食べログへ書き込んだのに対し、「いい水を出しているので当たり前、年収300万円から400万円の人の評価を鵜呑みにしていいのか」と言った内容の発言をして轟々たる非難が巻き起こった。(中には水は頼んでいないのに何も言わずに請求されたとも書かれていたそうだ)


以前、コラムに書いた乙武氏の時の様に、賛否両論はあるようだが、某ニュースサイトでは他のシェフの意見として客単価が1万円ぐらいの高級店なら後から数百円の水代に文句を付けるような客は二度と来なくていいと思うのではないかと川越シェフを擁護していた。


 
  

確かに、欧米では「水」はお金を払って買うものが文化として成り立っている。イタリア人に聞くと彼らが言うところの「水」と言う存在は高価なワインやブランデーよりも高い物との認識がある。事実、ワインのフルボトル1本サイズで10000円以上の「水」が売られている。しかし、ここは日本・・東京都が水道水のペットボトルを売っている・・日本である。



 

従って私見としての結論は、やはり店側も悪いし、川越シェフも悪いのだと思う。



客側にもし落ち度があるとしたら多分「ええ恰好」をして自分の意思をはっきりと伝えなかった点かも知れない。ミネラルウォーター、特にそれなりの高級レストランで出されるイタリアの水などはエビアンやボルビックなどに比べれば格段に高いのは当然と知るべし。従って、それをレストランで出されれば儲けも入れてさらに高くなることぐらいは承知していなければならない筈。



 

だが、ここで問題なのは、イタリアの水とは言わずとも、高級レストランではボトルドウォーターを出すところもあるという事だ。そういう場合にはわざわざボトルを持って来てグラスに注いでくれる。勿論、無料で。

もし、有料であればメニューに書いてある筈だし、そうすれば、水を注文した場合、ミネラルでしょうか、普通のお水でしょうかと聞かれる。聞かないで有料のミネラルを出す店はそれはそれで大きな問題である。



デートなどであれば相手次第だが「普通のお水で結構です」とはなかなか言いづらいだろうが、普通のお水で結構です!!とはっきり言う勇気も必要だ。




 


テレビでは「全部僕が悪い」と平謝りしていた川越シェフだが、どこかの市長や市議さんとは大違いで好感が持てた。しかし、食べログの書き込みにムキになって言わずもがなの事を言って墓穴を掘ったのは若気の至りなのか?この所ちょっと売れているのでつい傲慢さが出てしまったのか?川越シェフは味覚に厳しい方で、お客様へ味のブレた料理を出さない為に1日1食しか食べないらしい(勿論、閉店後に食事を取るらしいが)。味へのこだわりや追求には頭が下がる思いだが、そこまでお客様志向であるのならば、食べログなど無視するか「至らずご迷惑をかけました、お水代をお返ししますのでご連絡下さい」と、でも書き込みをすれば良かったのだと思う。


「問題があれば現場でその時に言ってもらいたい」と、語っていたが、正しくその通りだ。だが彼女連れではなかなか言いづらいだろう。私なら800円はいいレッスン代だったと諦めるところだ。



 

レストランの押し付け、客の「ええ恰好」しい故の曖昧さ、今回はどっちが問題だったのかわからないが、私は何回か店の間違いやぼったくりに遭った結果、イヤだが後で後悔するよりは、と値段ははっきり聞くようにしている。特に寿司屋などは値札に大威張りで「時価」ばかり貼ってあるとこがある。




 


きちんと聞く勇気、そして時には諦める度量が客側にも必要なのだろう。


今日はこの辺りでお別れしよう・・・