【お茶にしようじゃねぇ会】

8月2日14:00~

横瀬 功氏 「自殺予防とネット相談」


★人は、なぜ自殺するのか?

  「自殺」という言葉が日本で使われるようになったのは、明治以降であり、本来、日本人は、もっと具体的で表現力のある言葉を豊富に持っていました。

自決・自害・切腹・心中・自刀・詰め腹・投身・自爆・玉砕などです。

これらに比べると、自殺という言葉は、響きの激しい言葉です。

日本人の意識の中には、上記のような観念が多く残っているかもしれません。

いずれにしても、本当に危機状態にのある人は、自分で自分をどう判断して良いか、どう行動して良いか分からない状態にありますから、ある意味で非常に素直になると言われます。

藁をも掴む思いというわけです。ですから相談する相手の言葉に左右されることが大きく、新しい知識を受け入れやすい状態であるそうです。


★「人はなぜ自殺をしたのか」を、研究した人の説くところによると

1.激しい喪失体験

2.深刻な認識力の混乱

3.対処能力の低下と崩壊

4.絶望と無気力感への突入

5.自尊感情の喪失

6.トンネル視・視野狭窄

7.心痛からの逃避願望

8.自殺念慮

以上が、多くに共通して見られた状況です。


★悩みや自殺企図を「打ち明けることの重要性」

1.自分一人で行うものとして

    日記・祈り

2.他人に打ち明ける

    配偶者・親・兄弟姉妹・親友・先輩・牧師・教師・カウンセラーなど  の専門職

3.この中で、一番効果があったのは親友でした

  「騒がず・説教せず・じっと聴いていてくれた」



誰でも人は自分の重要度を感じたがっています。


人と人とのつながりが大切です。


…ネット相談の現場から・・・

20代の女性の自殺志向・希死願望の高さ

男性が女性の2倍も自殺する

40代男性の自殺の深刻さ

 (男性は相談しないで自分だけで抱え込む)


横瀬先生

暑い中、遠い所、足を運んでいただきありがとうございました。

自死、難しい問題ですが、

もしかしたら隣近所の何気ないおしゃべりが大切なのかもと、

思いました。

おしゃべりなわたし、大切な存在なのかも?

思いました。

今日も、隣の一人暮らしのナイスミドルな後期高齢の男性に、

もぎたてキュウリを届けました。


80代の一人暮らしの女性には

これから「ジャガイモの煮っころがし」して届けます。


参加してくださいました皆様お疲れ様でした。