2015年9月12日(土)
私は、天皇盃 第84回
日本学生陸上競技対校選手権大会に
行ってきました。
会場はヤンマースタジアム長居。
大阪府での開催でした。
11日仕事終えて一旦帰宅。
お風呂に入って支度をして
東京から夜行バスで大阪 天王寺へ。
朝7:30に天王寺駅に着いてそこから
長居駅。8:00頃着いて着替えたりして
8:45頃長居スタジアムに到着。
私が今回大阪までこの大会を
観にきたのは、他でもない
武本泰漢のパフォーマンスを
観る為です。
中学2年の頃に出会って
ずっとずっと彼の陸上を
応援してきました。
時には近くで、時には遠くから。
でも、機会がなかなかなくて
今まで一度も彼の陸上競技を
観たことがなかった。
2015年5月、彼は関東大会の
代表に選ばれました。
彼の種目は十種競技。
大会も2日に分けて5種目ずつ
行われます。だけど仕事柄
連休が取れない私は2日目だけ
観に行きました。
しかし1日目の競技中に彼は
怪我をしてしまい、途中棄権。
驚きが隠せなかった。
彼の気持ちを考えるといても
たってもいられなかった。
でも、何もできなかった。
何もしてはいけなかった。
けど余計なことをしてしまった…
でも私は、ちゃんと向き合いたかった。
彼がずっとずっと頑張ってきて
どんなことがあってもそっぽを向かずに
向き合ってきた陸上競技を。
5月15日日産スタジアム。
フィールドに私の大好きな彼はいない。
同じ応援席からこのフィールドを
観ていたんだと思う。
初めて観る陸上競技。
どの選手も一生懸命で、応援席の
熱さもすごくてあの会場の一体感
だったり熱さは今でも鮮明に
思い出せる。
彼がやっていることは
こんなにも素敵なものなんだと
そのとき強く思いました。
皆さんかっこよかったです。
でも
彼がこのフィールドにいたら
他の誰よりもかっこよかったな
って心の底から思いました。
今度また観に来るときは必ず
このフィールドで笑顔の彼を
見たい。またここから一緒に
頑張りたい。そう強く思いました。
試合の後、彼は恐らく精神的にも
肉体的にもキツイ状態でした。
私もわがまま言ってしまったから
それが悪かったけど、近くから
応援することはできなくなりました。
それからしばらくして
たまたま連絡をしたとき
彼が全日本選手権に出場する
ことを知りました。
あれから約4ヶ月。
彼には秘密で夜行バスや新幹線を
予約して、彼の友達にも協力して
もらって、この全日本選手権の会場に
やって来ました。
今回も2日目だけの参戦。
9:00から始まる最初の種目は
110mHでした。ゴール付近で待機。
すっごく近い!ばれないか不安で…
でもどうせなら近くで
しっかり見届けたくて
この距離から観てました。
4ヶ月ぶりに見る彼の姿。
初めて観る彼の走り。
もうそれはそれはかっこよかった…
一瞬だったけどすごく感動しました。
次は10:15から隣のフィールドで
円盤投げ。ここも近い!近すぎる!
バレないようにヒソヒソと観ました。
彼なりにうまくいかないのか?
何回も何回も監督さんのところに
来ては相談をしていました。
その眼差しは真剣そのもので
彼の気持ちの強さが伝わりました。
次は12:00からスタジアムでの
棒高跳び。実は前に彼の家に
遊びに行ったとき動画を何回か
見せてもらった競技。
かっこよかったなぁ……
やはりここでも監督さん?と
何度も話ながらのトライ。
すると、うまくいったのか、
彼のガッツポーズが見れたんです!
記録は4m30で順位もだいぶ
よかった気がします。
でも彼とバーのちょうど延長線上に
座ってしまった私。
彼が競技する度になんだか
目があってしまいそうで…
こっちに向かって走ってくる
ようでなんだか複雑な気持ちに
なりながら、マスクをして観ました。
次は15:00からのやり投げ。
あのやりって重そう…
彼がテーピングをしているのを
見てよりそう思いました。
するとここでこの日1番の事件が
発生します。
なんと競技を終えた彼が観客席側の
ほうに来てしまったんです……
このときの彼との距離は推定
5~7m。近すぎました。
懐かしい声が聞こえて…
監督や仲間に囲まれて
腰のあたりの痛々しいほどの
テーピングを直していました。
恐らく身体はだいぶ酷い状態
だったのではと思います。
きっと無理していたんだろうなぁ。
そしてついに最後の1500m。
前から彼は言っていた。
1500mは気持ちの問題だと。
何か強く思っていないとしんどいと。
17:35。ついにスタート。
序盤から前の方につけた彼。
焦らず慎重にうかがうように
走る彼。このときも私はゴール付近
にいました。彼は目の前に4回くる。
一度でも名前を呼ぼうか……
とても悩みました。だけど心の中で
思いっきり叫ぶことにしました。
ラスト1周。第2コーナーを越えた
あたりから彼は前に抜けていった。
2位との差をどんどんつけて。
あの時彼はどんな気持ちで
どんな思いで走っていたのでしょうか。
彼は1番最初に私の目の前に
4回現れた選手でした。
何かの栓が抜けたかのように
私は泣いていました。
それまで1日中彼にバレないように
マスクをして過ごしていたのに
気付いたら彼に気づいてもらいたくて
マスクを外して名前を叫ぼうとして
いました。怖いくらいに彼だけを
見つめて。
ただの言葉では表せないくらい
本当に本当にかっこよかった。
もう周りなんて見えなかった。
私には彼しか見えませんでした。
走り終えた彼はガッツポーズをして
やり切った顔をしていました。
そして見せてくれた笑顔。
そう。これ。
私がずっと見たかったのは彼の笑顔。
たしかに競技をしている彼も
見たかったけど、1番見たかったのは
あのフィールドでの笑顔でした。
今日、ここまで来てよかった。
彼の姿が見れてよかった。
彼に出会えてよかった。
心の底からそう思いました。
日本選手権を観戦してからの今。
私の今の気持ちはあえて
ここには書きません。
心の中に大切にしまって
おきます。
きっとこれから私は
何か行動をすると思います。
それがどんな行動でどんな結果に
なるのかはわかりません。
でも私は彼のことをこんなにも
思えたことを誇りに思います。
本当にすごいことだと思います。
どんな結果になろうとも
ここまでの過程に悔いはないです。
だからどんな結果も受け止めます。
ただ、これだけは変わらないこと。
私はこれからもずっと
彼の応援団の一員です。
何があっても。
だから彼にはこれからも
後ろを向かずに突き進んでほしい。
いけ!
泰漢!
やれるとこまでやってこい!





