今日は前回の続き、楽典の出題傾向について書きたいと思います。
前回の話は
音大受験準備について1
音大受験を目指して情報を収集されている方なら、大学によって楽典問題の出題パターンがある程度決まっているようだという事は既にご存知かと思います。
大雑把に分けるとすれば、
各分野ごとに小分けに出題しているパターン
大譜表がドーンと提示してあり、その中からの出題がメインのパターン
1問目の回答が以降の回答にも影響してくるパターン
こんな感じになるでしょうか。(注意:これが全てではありません。)
楽典のテスト時間ですが、各大学制限時間が50分~60分程度の所が多いです。
この制限時間内に満点回答を目指すには、よほど器用な方で無い限り、知識の詰め込み型勉強では太刀打ちできないので、目指す大学の楽典の出題傾向を見て、それに合った訓練が必要です。
例えば、
各分野ごとに小分けに出題しているパターンの場合、訓練と言ってもまずは、志望大学のテスト内容を全て見渡し、どこに何分費やすことができるのか、見直しの時間を残して考えておかなければなりません。
それぞれの理想の回答時間を見極めたら、今度は実際自分が回答にかかる時間をチェックし、その時間と、理想の回答時間の差を縮めていく特訓を始めます。(普通の学科試験と変わらないですね^^)
私なら、調判定や移調に時間が欲しいので、それ以外の音程・音階・和音・楽語・その他は極力短い時間設定をし、先に回答してしまい、後でじっくり調判定と移調をします。このように、個人によって得意不得意に合わせて時間配分しておくと良いと思います。
次に
大譜表がドーンと提示してあるパターンですが、これは同時に、
1問目の回答が以降の回答にも影響してくるパターンでもある事が多く、もし志望大学の傾向がこの![]()
一緒のパターンなら、時間配分は考えますが、得意、不得意によって後回しなどができませんので、注意が必要です。
しかし、このパターンの場合、ちゃんと最後に面倒な問題が来るようになっている事が多いので、それほど神経質になる必要はないかもしれません。むしろ、最初の方の回答で、絶対にミスできないという事を肝に銘じるべきかもしれません。
私の昔担当した受験生の方も、抜き打ちでこのタイプの過去問題をやると、結構この初歩的なミスによる連鎖で無駄な失点を重ねてしまうことがありました。
受験校を2校、3校と複数考えている方は、各大学の出題傾向に合わせた前準備をし、テスト当日は回答の仕方を問題パターンごと切り替えられるような訓練も必要になってきます。
このように、出題傾向を知り制限時間内にどう処理するか、ということも、問題を解く訓練と同時に大切な要素になってくると思いますので、志望校の過去問題をじ~っくり観察してみてはいかがでしょう