第17回 『博士の異常な愛情』 | 勝手にFUKUOKA国際映画祭のブログ

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第17回 「博士の異常な愛情

       または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

1964年アメリカ

監督・脚本:スタンリー・キューブリック

出演:ピーター・セラーズ



受賞ポイント「名匠×名優=名作化学式」



【賞 評(ここが好き)】


今回の受賞は…

名匠スタンリー・キューブリック監督の

名作『博士の異常な愛情』

(正式には『または私は如何にして

心配するのを止めて水爆を愛する

ようになったか』が付くのだが…

長いので以下省略)


スタンリー・キューブリック作品は

神経質なまで計算されつくした画角と

演出で有名だ



さらに役者のアドリブも

ほとんど許さない!


そんなスタンリー・キューブリックが

本作の主人公(3役)を演じた

ピーター・セラーズだけには

アドリブを許した…

そう…名匠と名優の化学反応が

名作を生んだ…

(両者がぶつかって駄作に終わるケースも多いのだが…)


ピーター・セラーズが

本作で1人3役を演じたのは

あまりにも有名だが…

(当初は4役だったらしい



それぞれにアドリブを交えてまで

演じていた…

それにスタンリー・キューブリックの

計算されつくした

構成・演出・画角が加わっているので…


見事な科学反応を起こしている


アドリブを許した

スタンリー・キューブリック監督も

恐らく…その方がいい作品に

なると計算しての事だろうが…


どうしてもピーター・セラーズの

名演にクローズアップされるが

そのアドリブすら計算にいれた

キューブリックの演出も

本当に素晴らしい作品


スタンリー・キューブリック監督は

独特な映像手法で名作揃いなので…

別作や映像手法については

後日また紹介したい

【あらすじ】

米・ソ首脳による核戦争直前の

かけひきを描いた

壮大なブラックコメディー



レンタルショップ発見率

★★★★★50%

VHSが置いている頃は

結構置いていたが…

DVDになって割合は減ったかな…