宇宙意識からのメッセージ
時が経てばいろんなことを忘れていく・・・。
それが人間に与えられた『忘却』という偉大な力です。
しかし、頭で忘れないようにと頑張っても忘れてしまうこともあります。
逆に、必死に忘れようとしていても忘れられないこともあるものです。
この『忘れる・忘れない』という基準は、思考ではなく魂レベルで昇華(消化)できているかどうかに関係しています。
基本的に良い経験はすぐに忘れてしまいます。
完全に受け止め昇華できるからです。
「良い経験だったな、幸せだったな」という感情を味わったことは覚えていますが、詳細は忘れてしまいがちです。
一方、悪い経験や不快な経験はなかなか忘れられません。
それは「もう同じ経験はしたくない」と考える自我の防衛本能により生じます。
嫌なことほどずっと覚えているのは、それを再び体験するのを怖れているからです。
この未昇華な想いはずっと残り、心が落ち着かないでしょう。
肉体的に表現するならば、消化不良でずっと胃に不快感を感じるようなものです。
魂もこの不快さが継続することは嫌なので、未昇華な想いを細切れにして少しずつ少しずつ昇華しようとします。
そしてその想いが完全に昇華されれば不思議と記憶もあいまいになり、同じような事象は自らが選択しない限り体験しません。
心の苦しみから解放されるには、この未昇華な想いに向き合うことが必要です。
自分でも認識できないほど心の奥底に押し込めている想いに気づき、その時より強くなっている今の自分で包んであげること・・・。
愛してあげることによって、その想いは昇華されていきます。
これは自分一人で行うのは難しいのもの。
なぜなら、無意識に拒絶しかねないからです。
そういう時は、親友や恋人、師や親、カウンセラーやセラピストなど『信頼できる他者』の力を借りましょう。
実はこの世の人生というゲームは、一人では乗り越えられないようにできています。
人と関わることで突破口が見えてくるというのが秘訣(コツ)なのです。
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