先日は介護についての私見を書きましたが、今日は認知症について宇宙意識からのメッセージをお届けします。
認知症は本人や周囲の方の学びなど複雑に絡み合っているので簡単に説明できないものなのですが、今回は今まであまり説明されていない部分についてお伝えしてみたいと思います。
実は認知症は統合に関係しています。
ただし、この場合の統合は転生を含めた長い視点です。
全ての魂が多くの転生を重ねることで自らを統合させていますが、その過程で認知症という症状を利用することがあるのです。
統合の基本は、今まで抑えてきた想いを認めて昇華すること。
その最も邪魔なものとは何でしょう?
それは・・・理性です。
人は理性によって意識的・無意識的に想いが抑え込まれていて、いつしかそれはブロックと呼ばれるものにまで硬化してしまうこともあります。
認知症になると、この理性の働きが緩くなっていきます。
そうすると、抑え込んでいたものが表面に浮上するのです。
内容は人それぞれ。
怒り・悲しみ・憎しみ・嫉妬・罪悪感・孤独感・無などのネガティブなものだけでなく、喜びや笑い、安堵感・快活さなどのポジティブなものもあります。
帰宅願望などは不安感や孤独感から生じていることもあるでしょう。
理性によって抑えてきたその人の隠していた本性の一部が露呈する・・・。
身近にいた方ほど、その豹変ぶりに戸惑うかもしれません。
身近であればあるほど、受け入れがたいものでしょう。
本人的には想いを昇華している意識はなく、ただ理性が弱まったことにより想いを抑えきれないだけです。
しかし魂視点では確実に想いが昇華されていっています。
この時重要なのは、その想いの解放を邪魔しないこと。
できる範囲、少しずつで良いので、本人がやり切るまで好きにさせてあげることです。
それに付き合ってあげるのは現実的に難しいこともあります。
特にネガティブで攻撃的なものは、介護する側に大きな負担がかかるでしょう。
だからこそ、認知症の方に接することは愛が試されるのです。
もっと言えば、愛を鍛えているのです。
どれぐらい受け入れられるかで、あなたの愛の大きさ(深さ)がわかります。
認知症は本人にとっては統合の一環。
周囲の方にとっては自らを成長させたり、相手に恩を返したりする機会なのです。
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