真昼のストレンジランド/GRAPEVINE
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なんか、「真昼の」って使いたかったんだって。


「真昼の」って・・・なんかあれね、

まだ土曜日に学校があった頃の、帰ったあとの、自由な、ゆったりして、でも怠けてない、そんな感覚。


「真昼の」いいな。

真昼の月が僕を覗き込んで笑ったーって、使ったことあるわ。efです。



実はね、僕も最近調べてわかったことなんですが、Grapevineってトップ10シングルがないのです。

トップ10アルバムはこれで5作目。このアルバム、7位だったようで。

新聞でみたが、金沢のあるショップでは山Pに次ぐ週間2位だったそうな。


マジかいや、買ったやつら全員友達になろうぜ。


や、ランキングが全てではないけどもさ、少なすぎやしないか。

イエローモンキーが解散したあとefを支えた人らやぜ。


というわけで、このブログではこれからも彼らをゴリ推ししていくので。



今作を聴いたとき、正直2曲目までは、ちょっとがっかり。。


だがしかし、3曲目からラストまで、もうすごいよ、感動するくらい緻密で美しくてさ。

とくに「ミランダ」「Neo Burlesque」はイントロからやられてしまう。


もともとUK寄りのバンドなんですけど、もっとマニアックになっててef好み。


The Bends、OK Computerの頃のジョニーを思わせるギター炸裂、暴走系ね。

かと思いきや「411」ではものすごく知的な入れ方をしている。鍵盤も、アコギも、いい音。

毎日何周も聴いてたら頭の2曲も聴けるようになってきた。


前作か、その前か、僕は「Grapevineは完成している」なんて書いたけど、まだ進化していた。

ほんの少しの変化かもしれない。今までの彼らに足りなかったもの、

言葉ではちょっと説明できそうにないけど、今作を聴いてると無敵感さえ感じる。

何年もやってるバンドが自分たちで足りないものに気付いたってのがね、すごいとこよ。