Sing/GRAPEVINE


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GrapevineはGrapevineというバンドとして完成形なのである。


数年前、ラジオに出演した彼らの話をたまたま聞いたのを思い出した。

「Grapevineに足りないものは何だと思いますか?」の問いに、「それが何だか分かってるけど、どうにもならないし、どうにかしようとも思っていない」という答え。


(なんせ数年前のことだし、僕の記憶が間違っているかもしれないけど、このフリがないと話が先に進まないのでご容赦ください苦笑)


彼らは大きく路線を変える事無く、自分達の表現方法を掘り下げて行った格好いいバンドなのだ。


今作では歪みを抑えシンプルにアレンジしている方だけど、バインらしさは消えていない。他のバンドにはない詞、曲、音。前作『From a Smalltown』もかなり聴き込んだけど、今回もまたどっぷりいきそうです。



ただひとつ、僕が恐れているのは解散。こういう完成されたバンドだからね。人間の心理的にね、完成させたら終わりーみたいな、そゆのあるじゃん?それが怖い。


ないことを祈る。