エレファントカシマシ35thツアーの初日に行ってきた。
鉄は熱いうちに打てとばかりに、昨日一気にブログ書いて一晩寝かせようと閉じた瞬間、うっかりデータ消してしもーた。。
力作だったのに〜〜
気力も記憶もほとんど枯渇気味なのだが、自分の記録も兼ねてとりあえず思い出せるだけ思い出す。
ネタバレオンパレードなのでこれからライブ参加する方はご注意を。
そしてまた長くなりそう!
.
.
.
まず全体的な感想を言うと、ミヤジの言う通り、華やかで定番曲満載でそしてゴツゴツしたライブだった。
明るいんだけど、時折谷底に急降下させられるようなエンタメ感😂
これぞハレのエレカシ!!という感じの。
初日の固さは少しあったと思うけど、ミヤジの声も初っ端から出まくっててすごかった。
間違いなくエレカシが帰ってきたと思った。が、武道館や野音で感じた(私だけかも)頑張って青春の焼き直ししている感じではなく、かといって生まれ変わった、と言うような新装開店な感じでもなくて、今の4人が大人の余裕と色気を纏って、より深みを増して帰ってきた気がした。
そして何よりメンバーみんなほんとうに嬉しそうなのがうれしかった。
イシクンの笑顔をステージで見たのはいつぶりだろう。一昨日は全然うつむいてなかった!
トミもすごくイキイキとドヤってたし、成ちゃんはよく見えなかったけどベースの音が力強く聞こえた。
<第一部>
Sky is Blue
ドビッシャー男
悲しみの果て
デーデ
星の砂
珍奇男
昔の侍
奴隷天国
<第二部>
新しい季節へキミと
旅
彼女は買い物の帰り道
リッスントゥザミュージック
風に吹かれて
翳りゆく部屋
ハナウタ
今宵の月のように
rainbow
朝
悪魔メフィスト
<第三部>
風と共に
桜の花、舞い上がる道を
笑顔の未来へ
so many people
ズレてる方がいい
俺たちの明日
yes. I. do.
ファイティングマン
<アンコール>
待つ男
会場に入ると、平たいカレー皿状のオーバル会場。真ん中に花道。
座席に着いてみるとありがたいことにステージがかなり近く、肉眼でも表情がなんとなく見えそう。
ステージ全体は見渡せなかったけど今回はメンバーひとりひとりを目に焼き付けようと思って臨んだ。
35年分のMVなどがスライドで流れ、その後にメンバーがステージへ。
ステージは薄暗いままミヤジのスライドギターが鳴り響く。
’Sky is blue’のオープニングは25thのたまアリの映像でも見た。
あーエレカシが始まるんだなーー。。と早々と泣く。
続いてトミのマシンガン級のスネア連打がカッコいいドビッシャー男!
いやーーー。今回トミがほんっと怪物だった。。。音が太い!
ライブ中何度もどわっ!!て心で叫んだ。いや声に漏れてたかもしれない。
奴隷天国の初っ端とか、トミの一撃で吹っ飛ばされるかと思ったし。
その奴隷天国、背景にスペースマウンテンみたいな映像流れてたな。
衣装も含めて今回エレカシにしてはいろいろ派手目に演出されてて、以前の私なら拒絶していたかもしれない。
でもなぜか一昨日はちょっと面白く見られたというか。なんでもこい!みたいな。
ソロでちょっと免疫ついたのかも(笑)
風船が降ってくるんじゃないかと天井見上げたけどそれは無し。
イシクンが坊主頭で現れてびっくりどっきり!
このツルツルを生で拝める日が来るとは。。😭
あのツイッターのアイコンは伏線だったのか〜。
’星の砂’でこのイシクンの坊主頭は、ハレンチなものとしてミヤジにタオルで全て隠されてました😅
イシクン、サングラスと袖に蝶々の刺繍がついた黒いジャケットでめちゃくちゃキマってたなぁ。
ミヤジと何度かギターバトルしたり、花道に呼び出されたり、自発的にステージ前で弾いていた時もあったな。
ほんとに嬉しそうでアクティブだった。
服装で言えば、初っ端ミヤジは白いロングコートのフードを被って登場。
。。。妖精?と思った。指輪物語にでも出てきそうだった。
しかしそのロングコートは早々に丸めてポイッ。
その下の黒シャツはいつものNハリのじゃなく、ジャガードぽい柄の入った光沢のあるものだったな。
第二部ではお召替えして黒Tに黒シャツの重ね着。
途中シャツ脱いで久しぶりに見るTシャツ姿。好きーーー
今回メンバーそれぞれになんとなくソロの影響を感じたんだけど、成ちゃんからはいちばん見た目で感じたかも。
数箇所裂けたほっそいブラックデニム(ミヤジにMCで穴あいてます!っていじられてたw)に渋いフラワープリントのシャツ。
伸びたグレイヘアはまとめてたかな?そこに鍔広のハット。
名越さん+キタダさん味あったし、もともとスタイルいいから本気出すとマジでカッコ良さ半端ない。。
すごく聴きたかった'旅'やってくれて飛び上がってしまったなーーー。
演奏がちと危うかったけど。。有明ではもっと仕上がってるかもしれない。楽しみ。
'翳りゆく部屋'の蔦谷さんのイントロ流れて、あ、それもやっちゃう?wと思った次の瞬間、トミの破壊力ある「ドン!!」😭
これはあえて'エレカシの翳りゆく部屋'を聴かせようとしてるんだな、と思った。
ソロとバンドが違って、それぞれが凄いってことを同じ曲で証明してみせるところが、ほんと憎たらしいやらかっこいいやら〜
。。めちゃくちゃグッときたわ。
曲の〆でしばらく4人が微動だにせず、彫刻みたいに美しい瞬間があったな。
ミヤジは手を広げて、石くんと成ちゃんは腕のストロークを思いっきり下げた姿勢、トミは前のめりのシンバルミュート。
時代劇の殺陣で同時に数人斬った瞬間のようでもあった。
RAINBOWだったと思うんだけど。。有明で確認っと✍️
これもなんだったか忘れたけど曲の〆で、ミヤジが花道から駆け戻ると見せかけて後退りしてトミを焦らしてた時あったな。
トミがおっ!って感じで面白がってる顔見えた。
こういう戯れ合いがほんとに愛おしくて愛おしくて😭
’彼女は買い物の帰り道’で、マイクスタンドのマイク挿すホルダー部分をクルクルいじってるうちにポロって取れちゃって😂
諦めてギター下ろしてハンドマイクで歌ってたのは珍しい光景だった。
そして何と言っても新曲’yes. I. do.’。
想いのこもった本当にいい音を鳴らしていたなぁ。。4人のフレーズがしっかりと届いてきた😭
初めてライブで演奏するとは思えないくらい仕上がっててめっちゃ感動した。
ライブ後半、私の鼓膜は限界に達していて三半規管もおかしく(スピーカーの下は耳栓してても関係ないくらい爆音降ってた)実はだいぶ集中を欠いていたんだけど、この曲でステージに引き戻されてボロ泣き。
この4年半の間、ミヤジのインタビューを読んでは、エレカシはもう工芸品や骨董みたいにしていくのかな、死んだエレカシでやっていくのかな、と諦めかけた時もあったけど、やっぱり前にしか進まないイキモノだな、というのがよくわかった。今回。
ファンも、またあの時のようなものを!ってどこかで期待してしまいがちだけど、それよりも一緒に前を向いて今を生きるエレカシを体感した方がきっともっと楽しい。
いちばん楽しみにしていたit's only lonely crazy daysを演らなくて、実は終わった瞬間はマジか!!と思ってしまったんだけど😅
改めて家で初聴きしたらめちゃくちゃカッコよかったので(まさにブリティッシュロックの伝統!ストーンズ味濃い!)ツアー後半とかでやってくれたらなぁと期待してまた次のライブを楽しみにしていよう。
...