いかんせん30年分を手当たり次第に追ってるもので、ブログの内容も時系列がめちゃめちゃです

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少し前に買ってあったライブDVD、やっと落ち着いて観られた。
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ちなみにエレカシのライブDVDを観るときは誰にも邪魔されたくないので、今日は部屋を占領します
と予め宣言し、飲食も用意してトイレも済ませ万全の体制で挑みます


さながらライブ会場に出向くが如く。
さて、1998年といえばポニーキャニオン時代。
これはちょうどアルバム「明日に向かって走れ〜月夜の歌」が発売された後の武道館ライブ映像です。
ちなみにこの頃私は仕事がとても忙しく徹夜がザラと言うブラックな時代で

それでもラジオから流れてくる今宵の月〜に惹かれてアルバムを買い求めよく聴いていた。
なので昔から馴染みのある曲が多くて懐かしさが込み上げた。
当時の印象を脳内で照らし合わせながら映像を見ると、これが全然違っていて面白い。
アルバムの音はよく言えば洗練されていて、当時私は耳障りの良いイージーリスニング的に流して聴いていた。
このライブ映像にあるような激しいエネルギーを感じることはあまりなかったように思う。
ところが映像では、手負いの日本狼の如くどこか哀しげに、叫び、吠えまくる宮本がいて。
ペース配分など全くお構いなしで、若かりし頃の喉の強さにまぁ驚く。
もう最後は息も絶え絶え。それでも全力で歌うことをやめない。
もうこのまま喉潰れても構わないとばかりに。
それに呼応するようにトミ石くんせいちゃんも躍動していてバンドの一体感と、荒削りながらもほとばしるエネルギーに圧倒された。
これをもしリアルタイムで観ていたら、当時の私には彼らのこの青さが気恥ずかしく、やっぱり直視できなかったかもしれない。
当時は私も青すぎた

観終わって、やっぱり遅まきながらも今エレカシに気づけて本当に良かったと思った

今現在でもエレカシはこの頃と変わらず全力で戦い続けていて、ただただその姿を見ているだけで救われるし、奮い立つし、時には泣いたり負けてもいいと思わせてくれる。
がむしゃらで無様な事がこんなにかっこいいんだと見せつけてくれる。
この1998年頃エレカシは青春を終えようという頃だったかもしれないが、私は今やっと青春の味を知り、やり直しているようなものだな。
いい歳して図々しいですが

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