アトレーワゴン カスタム エンジン不調で入庫です




エンジン不調の症状は

・単純に言えば力がない 

・車が急に走らなくなった

と言うことでした


この車両は3気筒DOHCターボです

エンジン型式 EF


症状から単純に判断できることは

エンジン内部の何かの破損が原因に感じます


以降分解しながら確定に入りますが

このままでは お客様には不安だと思いますので

おおよその予算を算出しないといけません


まずは 希望の予算をお伺いすることにしています

修理可能であれば どこまでなら修理をする価値があるのか

お客様の決定が必要です


今回は 10万円までならということです


高額修理になると 車を買う方向で大体話が進みます

ですが 今回はもう1台ご自宅の車の車検が控えています

ここが 修理か車両入替かの分かれ道になるのですが

車両購入となれば 購入する車の総代金が要となりますので

車両は他店から情報を集めて頂きました


こんな感じでスタートしたのですが

車検をする車が低年式でしたので

こちらを入れ替えすることで話が進み

お預かりのアトレーは修理をする方向で話が決定しました


その代わり ある程度の低価格となりますが

数年使える耐久性を実現させなければなりません


分解しながら全体的に弱い部分を見直すことて

この条件はクリアできると思います




エンジンヘッドを下すと こんな感じになります

全体を見るにはエンジン全体を下した方が

各部をが見やすくなりますが

車体からエンジン全体を下すとそれなりのコストがかかります 



ポイント交換でいけば この形が一番いいのではと思います





EFエンジンはスラッジが溜りやすく放置すると

これが原因で内部圧が上昇し 

ブローバイガスが大量に発生し多々の故障を引き出します






最終的には オイルを吹き出すまでになることもあります

ですので

定期的なオイル交換は必ずやってください




エンジン不調の原因は

ピストンには問題無く 
(ピストンリングには多少影響があるかもしれません)

バルブに原因がありました

これは異常燃焼の影響があったと思います




バルブ交換 2本

ステムシール交換  全数

ヘッドガスケット

オイルシール 必要各部 

インテークマニ ガスケット

エクゾーストマニ ガスケット


オイル滲みの影響でホースの劣化がある部分

ラジエーターのホースの劣化のあるやつ

エンジンオイル

オイルエレメント

LLC

直接関係ないですが

もう暫く ご使用になるので

ATFの入れ替え

が 今回のメニューです


それでは 予算内修理をはじめますか



では  また。