今日、父が見舞いに来て、こんなことを聞かれました。
「手術を受けて良かったか?」
この問いには多分、(そんな痛くて苦しい思いしてまで)という意味だったと思います。
僕は即答で
「手術受けて良かったよ」と言いました。
なぜなら、歯の噛み合わせが悪いことでの弊害があり、今回の治療によってそれが解決するからです。
僕は食べ物の好き嫌いが多いです。
例えば、貝類やホルモン系のもの。
子供の頃から嫌いで、大人になって食べてみたものの、その美味しさが分かりませんでした。
でもよくよく考えてみると、嫌いな大きな理由は
「噛み切れないから」
でした。
そうなんです。歯の噛み合わせが悪いせいで、きちんと咀嚼できないから嫌いになったなんです。
今回の矯正治療は大きく分けて3ステップあります。
1ステップは術前矯正治療として、上下の歯それぞれの歯並びを整えます。
2ステップは手術によって、上下の歯の噛み合わせを最適な位置に合わせてます。
3ステップは保定といって、上下の歯の噛み合わせ位置を維持します。
僕の場合、1ステップに約2年半かかりました。
全体の矯正治療が終了するまで、3〜4年かかると言われてます。
1ステップの矯正治療中は様々なことがありました。
上の歯、下の歯それぞれに矯正器具を取り付けて、歯を動かしていきます。
それに伴う痛み。
矯正器具を着けたことによる外見への配慮。
ただでさえ噛み合わせが悪かったのに、さらに悪化することへのストレス。
1ステップは噛み合わせ云々ではなく、上下それぞれの歯並びを治すため、どんどん噛み切れなくなっていきます。
そしてようやく2ステップの手術。
今はまだ手術後9日目なので、咀嚼はできません。
でももの凄く柔らかいものを口に入れて噛んでみたら、前歯でも奥歯でも噛み切ることができました。
こんな経験は初めての感覚です。
上下の歯の位置が適切であることを実感しました。
そして父との会話の途中で思いました。
「噛み切れないから」という理由で口にしてこなかった食べ物。
誰もが美味しいよって言ってた食べ物。
「もう一度、食べてみたい」と。
それが現実になる日は、そう遠くない。
手術を受けてみて、
全身麻酔のこと、入院すること、食べられることへのありがたさ、咀嚼できることの大切さ。
いろいろなことが理解できたり、考えさせられたりしました。
顎変形症になった理由は、
遺伝だとか、親の育て方が悪かった訳ではありません。
頭蓋骨が成長していく上で、平均から外れただけです。
例え平均から外れても、治療して改善することができます。
治療を始めるのに、男女も年齢も他人の意見も関係ありません。自分が本気で治療したいと思うならやれば良い。
ただそこには、時間もお金もかかります。
でもそれ以上の価値があると思います。