「もう二人でなんぼ言うとっても決まりませんよ。」
メガネ屋さんはハッキリと言いました。
ヒョウ柄の、通称「モテメガネ」を持って、
もももう……コレに、コレにするしかないっ……!と、
覚悟を決めかけていた時のことでした。
ーーー目が悪い私は、家で時々メガネをかけています。
その日はメガネを新調しに、旦那と二人でメガネ屋さんに来ていたのです。 ところが、どんなフレームにするかを吟味する、私達の意見は一向にまとまりません。 それを見かねたメガネ屋さんが、ついに調停に入ったのです。 「二人でなんぼ言うとっても決まりませんよ。 …どうも、彼女はハッキリした濃い色が好きで、 彼は淡い、自然な色が好きですから。」 …私たちは、メガネの好みまで違うのか(「インスタント焼きそばの嗜好。」参照)。 人の価値観は多様だなぁ…。 「なんぼ言うてても、一緒ですわ。」 店員さんはドトメをさしました。
そうだ。
この勇気ある店員さんの言う通りだ。
なんぼ言うてても、一緒。
よし。
ならば!下手に譲歩せず、自分の好みを押し通すべし…!
「そう!私は、ハッキリさせたい。
メガネをかけるからには「メガネ!」という主張をしたい!」
「う~ん…。」 彼は釈然としていません。
そこへ、店員さんはものすご~く控えめに、ひとつのメガネを差し出しました。
「…じゃぁ…コレは…?」
紫色で、 穴が、めっちゃ空いているメガネ。
!Σ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)
「コレは…!!!」
店「普通は薦めませんけどね。」
彼「…そうでしょうね。」
私「えーオモシロイよ。コレにする~♪」
彼「マジで? ……コレ…個性的な……あんまり、出ないでしょ…?」
店「まぁ、冒険で一度かけてみられる方はいらっしゃいますが…、
結局は無難なものを選ばれることが多いですね。」 彼「そうでしょうね。」 私「人気がない!よーうし!コレだ。」 店「じゃぁ、視力検査、しましょうか。」 私「はい~。」 彼「ええ!?ホントに決めるの?もうちょっと、選んでていい…?」 店&私「どうぞどうぞ。」
購入後。 早速、嬉しがってこのメガネをかけて実家に帰ります。 「どうだろう、コレ。フフフフ…!」 母「ん? あー…普通、かな。似合ってるよ。」 冒険ってなんだろ。
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