大溝だけに…。(前編) | 歴史と未来の探究ノート

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占い師として生計を立てつつ、プライベートは「本能寺の変」の研究に没頭する変わり者。
弟と、本能寺姉弟(ほんのうじきょうだい)としても活動中。
真理を追い求める研究ライフ、どうぞご笑覧ください。

石垣に全く興味がない人と、


全力石垣スポットへ行った時の話です。



もう見る前からほとんど興奮していたので、


うおおおおっ、着いたぞー!


というテンションで、大溝城址近辺の駐車場に降り立った私。



大溝城址を簡単に説明すると、


津田信澄がいた城の跡地だと、そういうことでございます。



よーし、見るぞー!よーーーし!


という、ヤル気マンマンぶりで、


今にもどこぞへ駆け出さんとしていると、



「ここからどう行けばいいのかやけど、情報によると病院があって、


…ちょっと待って、…方角合ってるのかな…」



同行者は一切血沸肉踊っていないらしく、


とてつもなく冷静でした。



「だいたいこの辺やねんから、迷いながら探せばええやん。」


「…。」(←同意致しかねるが反論するのもアホらしいので、


無視して方角が正しいかどうかを考えている様子。)




…なるほど。


石垣を見るためなんぞで迷いたくないわけだな。


できるだけ時間の無駄を省きたい、という雰囲気なのだな。



そう察した私は


「迷うのも、楽しいよ!」


と、一番邪魔くさい旅の醍醐味を提案。


それをまたしても程よく無視しつつ、


正しいと確信できる方角が解り次第、そちらへ誘われました。



その後も、迷いそうになると立ち止まって熟慮する同行者のお陰で、


目的地はあっさり見つかりました。



…うぅむ、効率良くてやんの…。


ここにたどり着くまでに予定していた「迷う」という行程が全くなかったため、


体力が有り余っていた私は、残された石垣のもとへ、


がむしゃらに駆け寄ることができました。