高齢者介護の世界でかれこれ20年が過ぎました。 

ケアマネぐうです。

 

最近痛切に感じていることは、声を出せることの重要性です。

 

声が出せなくなる、声がか細くなる、

ハスキーになり言葉が聞き取りずらくとなるという状態の人は、

飲み込む力が圧倒的に弱くなります。

 

食べることは生きることです。

声が出せないということは、生命を維持する力の衰えに直結します。

声を出すことと、嚥下力(飲み込む力)は、切っても切れない関係なのです。

 

声が出せなくなるのは、女性より男性が断然多い印象です。

女性はおしゃべり好きで、カラオケなども好きな人が多いですし、よく笑います。

 

日本男児は寡黙で忍耐強くあれ、と求められてきたのかもしれません。

しかし、お仕事をリタイアされましたら、

おしゃべり、カラオケ、詩吟でも、町内会やボランティア活動でも、

外国語でも、なんでもいいので声を出す機会を積極的に作ってほしいものです。

 

ちなみに、ふきのとうでは、口腔体操として毎日、早口言葉や朗読などを行っています。

レクリエーションの時間に行うゲームなども賑やかな声が響きます。

歌いながらの体操は脳トレにもなります。

ぜひ、みなさんも、毎日必ず声を出す時間を作ってくださいね。