朝、慌てて傘を持たずに撮影に出かけてしまった。撮影は体育館で新体操の撮影だったので雨は関係がなかったけど、帰りが。。。久しぶりに雨が弱くなるまで軒下で雨音を聞いていた、しとしと、ざーざー、いろんな音がすんごい高いところから降ってくると思うと、「これはこれは遠くから、おいでで」と少し雨が格式たかく感じる。 

  この季節になると、もう実家の前の田んぼにはカエルたちがたくさん居て、夜カエルたちの大合唱を聞きながらお酒を飲む事ができる。僕が今のところ自分の人生で一番美しいと思った風景を見たのは実家の前の田んぼだった。美の楽園があるならあの田んぼかな、今のところ僕にとって。でも、僕は今、あの風景を言葉で形容できないなー。もし。あれを言葉で表現できたら、僕はこの言葉というツールをまたひとつ自分のものにできるんじゃないかなって思う。(ぜんぜん、できてないけど。。)ただ、あの風景を思い出す度にすごく元気になるなー。

 田んぼがあるのが当たり前の所に僕は育ったから、引っ越ししたここ東京での生活ではカエルの声が全然聞けなくてさみしい。この間、じいちゃんの葬式で実家に帰った時、仏間で最後の夜を過ごすじいちゃんとカエルの合唱を聞いた。賑やかな歌に聞こえて、悲しくも響く歌。
 
 あの歌は毎年毎年、年の瀬にメンバーが変わっても歌われる「第九」みたいな感じがする。どう受け取るかは君次第。泣くも笑うも、戻るも進むも君の匙加減。

 最近、僕の友人達が人生の岐路というか、今の状況を変えるため決断をして次なる道に進もうと考えている。そんな年齢になったからなのかなーとも思うし、来年結婚しようと考えている自分もその一人に入るなーとも思う。ただ、みんな不安であることは間違いないと思う。もちろん、自分だってそう。僕はここあと3年で自分にとっていろいろ大きな変化があると思う。むむ、むむむ。

 友人たちが決断して次へ進もうとしている事を僕は素直に応援したい。他人事だからかも知んないけど、「何とか成る」「成るように成る」と友人たちの話を聞いて僕は勝手に思ってしまう。

 だってさ、君がやんなかったら誰がするとばい?誰が君の人生を変わってあげられるの?無理だー、人の人生変わってあげるなんて無理だー。自分の人生でいっぱいいっぱいさー。

 戻るも進むも君次第。

 本当に疲れたらね、いろんな事にね。偶然と偶然とさらに偶然が重なって起きたもう一回見えるか分かんないエデンの田んぼに案内します。元気になるはずさ、ユンケルより効くよ。
 
 その時は「これはこれは、遠くからおいでで」と出迎えさせていたただきます。

 友人たちがうまくいくように。

 然りとて来月はもう梅雨の季節だ。