ヤクルトスワローズの二軍選手たちが練習や試合をする球場で戸田球場というところがある。  


 武蔵浦和駅からバスに揺られて20分。バス停から歩いて土手を越えると球場が姿を現す。三塁側の応援席は土手だ。一塁側から写真を撮っていると、この土手の持つなんとも言えない雰囲気が写真の中に入ってくる。どんな緊迫した試合でも、土手にビニールマットをひいて親子でお弁当を食べている姿を見てしまったら、応援する気持ちは「いてまえ!」より「いけるさ~」になってしまう。  


 季節は確実に冬から春へと移行して、土手にはたんぽぽが顔を出し始め、太陽は日増しにその光に心地よさを帯び始める。今日初めて、戸田球場に足を運んだけど、これはまさしく絵に描いた「やきゅう」を楽しませてくれる球場だ。緊張感を持てというほうが難しい。だって、この球場を取り巻く風の気持ちいいこと。。。  


 大の大人が自分の人生をかけて一球一球に挑んでいく。土手では大の大人が自分の酔いをかけて、一口一口、焼酎に挑んでいく。目的は違えど最終地点が違えど、ここには「楽しむんだ」という空気が満ちている。  


 一度、足を運んでみる価値があると思う。戸田球場恐るべし。。。勝ち負けなんてどうでも良くする雰囲気、それは闘志を薄れさせる。あの場所ではありとあらゆる「スポーツ」が「うんどう」へ変えてしまう魔力を感じてしまいました。(こんな風に書いちゃってけど、もちろん、選手は本気のプレイを見せてくれます。すごいです。ただ、それがまたギャップがあって楽しいんだー。)