【対談企画 第3弾】

同志社大学フットサルクラブTREBOLと神戸大学体育会フットサル部FORCA×Guerreillaの定期戦である同神戦が今年も11月16日に開催されます。

 

 

それに向け、今年は「同志社×神大」の対談企画を実現。

チームに、大学フットサルに、そして同神戦に懸けるアツい想いをそれぞれの立場から語ってもらいました。

 

 

第三弾は今年の同神戦責任者であるふたり。

同志社からは、普段は穏やかな性格でチームからの信頼を寄せるが試合になると一変する。ベンチからも向かいのスタンドまで聞こえるほどの大きな声援を送り続ける、実は熱い男吉田昌則(写真右)。

神大からは、小柄な体格に見合った静かな性格、試合でも冷静沈着な姿が印象的な神大が誇るゴレイロ。正確なスローと会場全体を魅了するナイスセーブを武器に活躍するチームの守護神竹本兼士郎(写真左)。

互いにチームメイトから「話すの苦手なのに対談大丈夫…?」と心配される彼らの、静かな語り口調の中に確かに存在するブレない信念をぜひ感じ取ってみてください。

 

 

 

 

 

ー今日はよろしくお願いします。では、二人とも緊張してるみたいなのでまず何か共通点でも探しましょう!(笑)

 

吉田:共通点…

竹本:僕、めちゃめちゃ人見知りです。

吉田:人見知り?!あ、僕も僕も!…人見知り同士ということで(笑)

ー待って、見つかるの早すぎる(笑)

吉田:それは感じてましたね、今まで接してきた中で。…歳は?現役ですか?

竹本:いや、僕浪人です。

吉田:じゃあ違いますね…文系ですか?

竹本:あ、そう、法学部です。

吉田:僕経済なんで文系一緒ですね!

ーなんかお見合いみたいや…(笑)

吉田:あとは、好きな食べ物とかは?

竹本:カレーライスです、学食の。

ーいや一番安いやつ!(笑)

吉田:学食の美味しいんですか?うちマズイですよ

竹本:まじですか?めっちゃ美味しいです

 

 

 

ーではそのくらいで次に行きましょう(笑)お互いのチームに対する印象をお願いします。

 

吉田:神大の印象は、僕が一回生で入ってきた時から先輩とか周りが「神大は強い」みたいな。同志社のライバルで強いねんでって言われてきて。実際に対戦してからも強いと感じるのでそういう印象です。強いしライバルやし、僕は負けたくないって気持ちを他の大学よりもいっちゃん強く神大に対して持ってます。

竹本:僕も、入った時から先輩から同志社に勝てないと(インカレの)全国大会には行けないってよく言われてて。僕が入る前の年は同志社に勝って全国に行けて、僕が一回生の頃は同志社に負けてグループリーグ(インカレ関西予選)が終わったんで…まぁ今年は対戦できなかったですけど。入部してからは公式戦ではほとんど勝ててなくて、特に重要な試合は。あとは僕が出た去年の学生リーグで2試合ともボコボコにやられたんで、僕の中では同志社は一番苦手意識あるし、でもやるってなったら一番気合い入るチームです。

 

ーお互いのチームの運営面とかでも思うことはありますか?

 

吉田:あ、結構ありますね。広報のインスタとかツイッターとか見とってもすごいなって思うし、そういう部分は同志社もお手本にしてます。

竹本:今年のシーズンが始まる前に同志社が理念を発表してて、それがすごい反響やって。それを読んで、去年の同志社のほとんど試合に勝って関西リーグも3位までいった相当強かったそのチームの芯が見えたので、そこは自分たちも見習わなくちゃならないなと思いました。

 

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ー同神戦を開催することで期待していることって何ですか?

 

吉田:今年の広報で、関西リーグの選手にインタビューをするとかSNSでフットサルを広める活動をしている人たちにコンタクトとったりしてるので、そういう人たちに同神戦を広めていくのを手伝ってもらうことでフットサル界での認知度を高めていけたらなぁと思います。

竹本:今年は去年と違ってデウソン(※同神戦はFリーグ「デウソン神戸vsアグレミーナ浜松」の前座試合として開催します)から割と自由に何でもしていいと言われてるので色々させてもらってて。なので去年よりはお客さんが来てくれるかなと思ってます。去年は神大が同志社にボコボコにやられたんで、今年は競った試合を見せてもっとお客さんを楽しませることができたらなと思います。

 

 

 

ー今日まで開催に向けて色々な取り組みをされてきたと思うのですが、その中で大変だったことを教えてください

 

竹本:いろんな大学生とつなげてほしいとデウソンから言われていたので、神大のいろんなショーの団体だったり農学部の人だったりと連絡を取り合う中でいろんなトラブルやアクシデントがあってなかなかうまくいかない部分があって。今も完全には前準備ができていない段階なので、そういうところが初めてイベントを仕切らせてもらう中で大変でしたね。

吉田:うん。苦労…というかしんどかったことですよね。今年責任者になって、でも昨年度に担当した先輩に結構助けてもらってていてその人にだいぶ助けれながらやってるんですけど。僕はまとめるのとか、神大と同志社をつなぐ役割なんですが先輩に頼ってしまって怠っていたところも多かったのでそこをもっとしっかりしていかなダメやなと思います。

 

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ー去年の責任者がどういう風に仕事をしていたかとか覚えてますか?

 

吉田:去年はだいぶ神大に任せっきりやった…っていう印象があって。今年はこっちも頑張ろうということでやってます!

竹本:去年初めて(プロの試合の)前座試合でやらしてもらって、プロと繋いでくれたのも去年の4回生の担当者だった。その人と一個上(の同神戦責任者)は同神戦に関わらず普段から部のことも中心になってやってる人たちだったので日頃から経験している分とても頼もしく見えてて。今年も色々と助けてもらってるので自分ももっと頑張らなあかんなあと思いますね。

 

 

 

ーでは次は自分のチームのストロングポイントを教えてください!

 

吉田:あります?(笑)

竹本:そですね、僕はフットサルのことで言ったら、今年は一回波に乗ったらみんなでそのままいけるチームなので。今年は関西リーグ始まって前期は無敗、インカレも全国に行けたしそれは練習試合からほとんど負けなしで進んでいってみんな自信を持ってチームのいい雰囲気を作れていったからだと思ってて。競技面以外で言ったら、同神戦もそうですし神戸カップだったり自分たちが主体となって大会を運営していってるのが代々受け継がれてきた他のチームにはない部分かなと思います。

吉田:同志社は、個人技のレベルの高い選手がファーストセットにもセカンドセットにもいてそこの得点力、攻撃力が強みだと思います。あと、ゴレイロがトップチームに二人いて、どっちの選手が出ても活躍してくれるっていうところもです。

 

ープレー以外には何かありますか?

 

吉田:主体性ですかね。神大もそうやと思うけど、主体性持ってチームを選手が運営できてると思うし一人一人がチームを動かす力を持っていると思います。

そうや、僕、去年の神大を見ててあんまりまとまってないなって思ってたんですよ正直。でも今年、インカレで見たときに一番まとまりのある一体感のあるチームやなって感じて。なんか変化があったんですか?

竹本:監督が入ったのが一番でかいかな。監督が入って統率力のある一番上の人ができたことでまとまりが出来たかなって。去年までみたいに、選手兼監督やとどうしても大変な部分もあって負担も大きくなる。それが専任監督がいることで選手たちも楽に出来るようになったんで、攻撃面においても組織面においてもプラスになったかなぁと思います。

吉田:なるほどなぁ。何か聞きたいことあります?失礼なことでも何でも大丈夫ですよ(笑)

竹本:うーん。僕が一回生の頃から毎年同志社にはいいゴレイロがいるなあって印象で、特に去年はゴレイロの4回生の人二人がめちゃくちゃうまくて。どんな感じで練習してるのか気になります。

吉田:あぁ、ゴレイロね…。ゴレイロ…

 

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ーゴレイロじゃないしわからないですよね?!(笑)ごめんなさいウチの兼士郎が…!(笑)

 

吉田:うーん、結構トップとサテが一緒に練習したり、トップがいーひんときはサテの人が入る場面とか多いと思うんですけどそのときに教えあったりコミュニケーションとっているところをよく見るかな。サテの選手もトップの練習によく参加しているのでそこでレベルアップに繋がっていると思います、わかんないですけど(笑)

 

 

 

ーそれでは次に、同神戦の見どころについてお願いします!

 

吉田:今年って学生リーグで試合しました?

竹本:しましたしました。

吉田:そん時ってどっち勝ちました?

竹本:ウチが勝ちました。※6−5で神大の勝利

吉田:マグ(大阪府住之江区にあるフットサル場)でやったやつか。今年はそんなに学生リーグ以外で試合してないしインカレも出来ひんかったし、公式戦みたいなバチバチな試合になると思います!あと、4回生がどっちも出場すると思うんで。え、4回生出ますよね?

竹本:出ます!

吉田:神大の今の4回生って昔から結構強い代っていうイメージあるんで、フレッシュマンカップも優勝してたし。同志社の4回生もだいぶ強いと思うので、そこの代が最高学年になって、同志社はフレッシュマンで負けた借りを返す気持ちでやると思うので熱い展開になるかなと思います。

竹本:今年は同神戦で神大の農学部のブースを出したりハーフではダブルダッチのパフォーマンスとかフットサル以外のこともデウソンに色々やらせてもらえたので、それらもフットサルと一緒に楽しんでもらえればなって。同神戦の後のFリーグの試合も観てもらって一日中楽しんでもらえる日にしたいと思っています。

 

ーその中でも一番みてほしい所はどこですか?

 

吉田:一番か…やっぱり僕らが勝敗にこだわってバチバチにやりあう姿ですかね。

竹本:そうですね、どっちが勝つかっていうところをシンプルにみてほしいです!

 

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ーありがとうございます。では最後に、責任者としての同神戦に向けた意気込みをお願いします!

 

吉田:今年は4回目で、今までやってこれたのは先輩のおかげやし今年もこうしてできてるわけやから、来場者目標(150人)も達成して去年よりも良かったって言ってもらえるように。そして来年にも繋げていけるようなものにしたいと思います!

竹本:今まで3回やってきて結果は一勝一敗一引き分け。去年の借りを返すつもりで今年は神大が勝ってくれると信じて、当日の運営も最後までしっかり頑張っていきたいなと思います!

 

 

ーありがとうございました!

 

 

<終>

 
 
 

取材・撮影=河野真衣(同志社大学)、文・取材=伊澤菜美香(神戸大学)