2009年05月20日
よく噛むことが大切です
身体の器官はどれでも、機能させなければ衰弱してしまうものです。ひとたび弱ってしまった器官を元に戻すためには根気良くリハビリをしていかなくてはなりません。逆に鍛錬すれば強化することもできます。
下顎骨は複数の筋肉によって宙吊りになっているようなものですから、噛まなかったり、噛めなかったりしてそのバランスを崩してしまうと回復が難しくなります。特に、これから成長、発育して身体を完成させようという時期に充分に機能をさせておかないと器質的な問題になってしまい、取り替えしがつかなくなります。
また、歯がグラグラになって噛めなくなる病気(歯周病いわゆる歯槽膿漏)を治癒に向かわせるのにも、噛むことによるリハビリが重要な意味を持ちます。歯周病の治療には「長時間のブラッシング」と「一口50回噛み」が車の両輪になります。
噛めば唾液線を刺激して唾液がたくさん出てきます。この唾液の量が咀嚼にも、消化にも、歯の自動的な清掃にも、発癌物質の毒性の抑制にも、肥満の防止にも有効なのです。家族みんながそろって、ゆっくり時間をかけて楽しい食事をすることが、身体のためにも心の健康のためにも大切なことなのです。
但し、中高年になったらあまり硬い食べ物、例えば硬焼きせんべいやするめやホタテの干物(駅のキヨスクによく売っています)といったものをとり過ぎは、御自分の歯が割れたり、入れ歯が破損したりするので注意しましょう。
加齢により、歯事自体も年月とともに脆くなってきます。成長発育のある高校生までの話と、免疫力が徐々に下り坂の中高年とでは、意味合いが違います。
中高年は、普通の硬さの食べ物を良く噛むことが大切です。