こんにちは伊藤です
台風12号では、被害にあわれた方がたくさんおみえになりました
心よりお見舞い申し上げます
今日は、それぞれの地域によって
花だったり枝物だったりの呼び名が違うのはなぜと
いつも疑問に思っているので、そのお話しをしたいと思います
みなさんの地域では、いわゆる「下草」の事を何と呼びますか?
私の生まれた三重県北部では「チラ」とか「びしゃかき」などと言います
三重では「びしゃかき」と呼ぶ「下草」
最初に市場と取引した時のこと
「びしゃかき、ください」と言っても通じませんでした
こちらからしてみたら、なんで「びしゃかき」が「下草」なんだろう
って思いましたが、それ(シタクサ)は共通語なのだろうと考え
戸惑うお客様にも説明し理解していただけるようになりました
他にもあります
「ナナカマド」がそうです
私は「ライデン」と覚えました
どっからどう見ても「ライデン」だけど「ナナカマド」・・・
これも共通語どっちが
見て感じる違いもたくさんあります
お客様から
「夏ハゼ買ったのに、これは夏ハゼじゃない大ハゼだ
」
と言われた事
「小ハゼ」「大ハゼ」「鬼ハゼ」「夏ハゼ」
どれがどれで、なにがなんだか
勉強不足と言われればそれまでですが
枝物は本当に奥が深い・・・難しすぎる
こんな事もありましたよ
昔、一度「アブラドウダンの入荷はないですか?」と
市場に聞いた事があります
そしたら「アブラドウダンってなんですか?」って
逆に聞かれたこともあったんですよ
植物分布というものがあるので
地域ごとに出荷される商品の違いがあるのはわかっていますが
商品の違いをどのように把握するか
これも大変難しいですよね・・・
救われるのは、当社の社長が枝物にはかなり詳しいこと
地域ごとの名称や分布などをよくわかっているので
「困った時の社長頼み」で
お客様から問い合わせがあると、すぐに教えてもらっています
でも、これで良いのでしょうか
当社のシステムはWEBのみでの販売です
商品を直接、見て買っていただけるわけではないので
WEBに上場された名称で買っていただかなければなりません
お取引先の範囲も広く、全国的に見た時
名称が違ったりすることで、お客様も戸惑うことが多いはず
今後の課題として
もっとわかりやすく、詳細な情報をお届けできるように
○商品の名称が全国共通の呼び名を紹介
○植物分布をわかりやすく説明した画像付きのポスターの作成
などなど
市場担当者と協議してみたいと思います
F.CON (株)大阪鶴見花き取引機構
伊藤 久美
F・CONホームページアドレス