タロットとは、古来の伝承によれば、「密儀」の電つが生み育てて来た「書物の中の書物」だと言います。
そしてそれは、「全てのものが書き込まれている究極の本」、神と人間と宇宙が一つに統合されている「共時性」の世界に参入する為の秘密伝授である「アルカナ」なのだと言われています。
でも、どんなタロットも同じ様にこの様な力を秘めている訳ではないとも言われています。
それは、タロットが乱用された時代背景があるからです。
その大半は、画家やデザイナーが独自のデザインを施し、カードの順番を変えたり、名称を変えたりして出版したり、肖像画として貴族が描かせたり…等とした過去があるからです。
そのうち、誰でも勝手に新しいカードを創作する事が流行となったと言います。
そうして、真のアルカナが行方不明状態になってしまいました。
そんな中でも、こうして、密儀として、口伝での伝えがあったからこそ、真のアルカナの意味が残っているのだと私は思います。
そして、私も古代の賢者を敬い、真のアルカナを伝えて行く事こそ、自分の生きる道なのだと感じます。