昔出会ったタロットの本には、
「マルセイユ・タロット出会った事は人生を根本的に変える絶好の機会を目前としている」
と、始めに書かれていました。
「人生を根本的に変える」とは、大袈裟な言い方かもしれないけれど、思考や発想、感性が変わるとしたら、それは、すっかり人生が変わる事ではないのだろうか・・・とも書かれていました。
実際に、180度大きく人生が変わってしまった人もいれば、そうではない人も多々いて、それは、己の気持ち次第と言うところもある気もしなくもないですが、私自身は多分、前者(心持ちなのかもしれませんが)
タロットとは、未来を予想するという「占い」が出来るだけではなく、過去の自分、現在の自分の未領域を明らかにします。
カードを通して、自分自身の未知なる領域に気付いていけるのです。
それは、自己発見に繋がって行き、自己探求へと繋がって行くのです。
自己探求が始まると、それは、可能性へと繋がって行きます。
自分を信じる力、可能性を信じる力が出て来ると、そこから未来への可能性が広まって行きます。
タロットは、導いてくれるお手伝いをしてくれているのだと思います。
タロットに依存するのではなく、共に成長して行く、共に歩んで行く、共に未来へと続く道を歩んで行く、共に未来を切り開いて行くのだと思います。
出会えて良かったなぁと感じます。
長年タロットと繋がっていると、しみじみ感じる事があります。
タロットは「欲」で所持してはいけないって事。
タロットは一度手にしたら、一生お付き合いをして行く者なのだと私は常々一番最初にお伝えしています。
その覚悟が無い方にはお伝えする事はしないのだともお伝えしています。
でも、やっぱり、タロットがタロットリーダーを選ぶんですね。
それを、常々見て来ています。
タロットは不思議です。
タロットの前では嘘は付けません。
そうして、タロットの前で自分自身をさらけ出して行くうつに、正直な自分へと繋がって行く気がします。