終戦の日。
私達は戦争を知りません。
戦争を経験した方は年々少なくなっています。
世界で唯一原爆経験のこの国は物言わない国です。
もしも、これが某国ならば、謝罪やら何やらってもの凄い問題になっているのではないかなぁって思います。
先日、ある雑誌にこんな事が載っていました。
戦争経験者のその記事を書いた方は、当時、国が言う事が絶対だったと言います。
誰もが国が言う事が正しいと信じ、それを疑う事なんてなかったと言います。
だから、疑問も持たずにそれを信じて真っ直ぐに生きて来たと。
でも、いざ、敗戦国になってみると、あれも嘘だった、これも嘘だった!と嘘に塗り固められていた事に気付き、愕然としたそうです。
もう一体何を信じたら良いのか、そして、今迄考える事も疑う事もせずに生きて来たので、どうして良いのか分からなくなったと言っていました。
疑問を持ってはいけない、疑問に思う事がない世の中から一変してしまったその後の人生は、考えなければいけないし、疑問を持つ事、自分の意見を持つ事が大切になって来たと言います。
そして、こう書いてありました。
自分ががむしゃらに信じたり好きだと思えるモノに出会う事。
その何かに恋をして、その何かにがむしゃらになる事。
そうして、がむしゃらになった何かがあれば、もしも、国が言っていた事が嘘だったとしても、自分の信じる何かがあれば強く生きて行けると。
そして、もしも、そのがむしゃらが冷めた時、何も無くなった時・・・そのがむしゃらになった何かや、がむしゃらになった時の自分がきっと自分を助けてくれるヒントにあるとそこには記されていました。
私達は戦争を知りません。
平和ボケとも言われています。
でも、比べ様がないかもしれないけれど、こんな事を言ったら大変失礼かもしれませんけれど、震災後の日本って、ちょっとだけ、終戦後に似ているのかな・・・なんて感じてしまいまいました。
震災から1年半しか経っていないんですよね・・・。