雪が降りました。
雪が降り始めた時、丁度、娘と散歩をしていました。
空から何か降って来る・・・娘は不思議そうでした(笑)
それは天から贈り物。
家に帰るとデッキの部分に雪が積もっていました。
それから二人で雪合戦。
子供みたいに大はしゃぎして転がって遊びました。
雪は、人を子供に返らせる存在でもあります。
この土地では雪はあまり降りません。
だから、この土地の人々は雪道からっきし弱いのですが。
友人の住む街は今年は例外な程の雪の量で毎日毎日2、3度は雪掻きをすると言っていました。
幸せにもするけれど、自然とはそれだけではなく、生命取りにもなる雪。
毎年この雪で生命を落とす人が沢山居ると友人は言っていました。
そんな過酷な冬を乗り越えている人々には大変申し訳ない位、この土地での雪は珍しいです。
散々デッキで遊び回って、今度はお風呂に雪を持ち込んで、お湯に溶ける雪を眺めて遊びました。
子供の頃、雪が空から降りて来る時に人の掌に乗る事が出来たり、上手く着地出来ると一晩だけ人間の姿になれると言うお話を読んだ事があります。
その一晩でこの世で最も美しい物を探すのだと言います。
そのお話を知ってから、出来るだけ沢山の雪を掌で受け止める様にしています。
たった一日でもいいから、人の姿になってこの世で最も美しい物を見て行ってほしいなぁって思うのです。
この世で最も美しい物って何でしょう。
雪が降ると、私もそれを考えながら雪を眺めています。