暮れに実家から御屠蘇とおひつを頂いて来ました。
実は子供の頃からずっと狙っていたものです(笑)
おひつを祖母の使っていた物。
御屠蘇のセットは私の家でずっと使っていた物で、私が産まれる前から両親が使っていた物です。
これは、ある意味骨董品かもしれません。
実家では父親が胃がんになってからお酒を嗜む人が居なくなりました。
だから、この御屠蘇のセットはずっとしまわれていたのです。
伝統って親から子供へ、そして、それをまた子供へと受け継いで行く事。
異文化を取り入れる事は簡単だけれど、日本のお正月を受け継いでいく事も大切な事。
で、今年のお正月、我が家で御屠蘇をしました。
でも、驚いた事に、私の実家では飲兵衛が揃っていたせいか、御屠蘇の中身は金粉入りの日本酒でした。
私はこの年になる迄御屠蘇ってそうう物だと思っていました。
そしたら、相方が、
「うちの御屠蘇は甘かった」
と言うのです。
で、調べたら、相方の方が正しかった・・・。
でも、相方の実家では御屠蘇セットではなく、普通のグラスで乾杯をしていたと言うのです。
どっちも中途半端・・・でした。
「うちは中身は本物で外見は偽物、そっちは外見は本物で中身は偽物」
(「う~ん、それが私の生き方と=であってほしくはないなぁ・・・」とふと思ってしまった自分が居たりします・・・)
本当の御屠蘇は、お酒とみりんとと屠蘇散を大晦日の前の日に7時間程漬け込んで作るのだそうです。
昔から、
「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」
と言われ、伝統的な正月の祝いの膳には欠かせない物となっているそうです。
この年になる迄、間違って覚えていたなんて・・・。
でも、この年で学べたので良しとしましょう♪
二人合わせてやっと本物の御屠蘇を完成する事が出来ました。
相方がそういう記憶や知識が無かったら私はそのまま金粉入りの日本酒で済ませていたと思います。
ちなみに・・・実家ではその事は知っていましたが、あまり好まれないので途中から変えてしまったそうです・・・。
取り敢えず、めでたしめでたし♪