子供の頃のお話です。
幼稚園の頃、私は今とは到底想像出来ない位健康優良児でした。
幼稚園で一番大きな子供でした。
だから、みんなで一斉にトイレに行く時も背の順で一番最後でした。
で、その時の事・・・。
トイレの後は何故かしらお庭の時間の時でした。
一番大きいけれど、案外鈍くさかった私は、出遅れてしまったんでしょうね、きっと。
お庭にみんな行ってしまって、先生も整列を呼び掛けていて、私はとっても慌てました。
だって、未だトイレに居たんですもの・・・
慌てる時って、そういう時って何故か、続くんですよね、きっと。
鈍くさかった私に事件が起こりました。
何と!パンツが大きくなってしまったのです!!!
大きくなってしまったパンツ!!!
慌てた私はパンツを引っ張り上げながら、更に慌ててお庭に出て行きました。
お庭ではみんな整列をし始めていて、取り敢えずセーフ・・・。
一番大きかったからこっそり一番後ろに並んですましていました。
すると・・・。
「今からフォークダンスをします!」
と、先生が言い出しました。
何故、今、フォークダンス???
この大事件の中、何故???
とにかくピンチです。
私はとにかく、片手でパンツを引き上げながら、手を繋ぐ時はもう片方に持ち替えながら何とかその場はしのぎました。
フォークダンスが終わって・・・。
「どうして片手で踊っていたの?」
と先生に問い詰められても私はパンツが大きくなっただなんて恥ずかしくてクラスのみんなの前で言えませんでした。
そのままパンツを引き上げながら家に帰ってやっとパンツを履き替える事が出来ました(ホッ)
どうしてパンツが大きくなったのかは、母親がゴムを直してくれて判明しました。
ただゴムが切れてしまっただけの事でした
「どうして先生に言わなかったの?」
と母親に聞かれましたが、パンツが大きくなってしまった!だなんて言える程、身体程大人ではなかったんですね、私・・・。
ゴムが切れた・・・そんな事に気付かなかった子供時代のお話です。
何故か思い出して笑ってしまった思い出話です。
相方に話すと、
「パンツが大きくなったなんて・・・。魔法のパンツだったんだね(笑)」
と相方が言いました。
パンツだけ魔法が掛かって大きくなってしまったんだねって無邪気に笑う相方。
「でもさ、だったらパンツ脱いじゃったら楽だったんじゃない?」
・・・。
いくら子供でもそれはねぇ・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
それも気付かなかった一つの案でした・・・。