こんな大地震、他人事だと思っていました。
でも、自分が被災地に居て、被災者になって事の大きさに驚いています。
私は被災地に居ます。
自宅も自分のサロンも地震で傾いてしまって次に地震が来たら危ないので水も電気も通っているにも関わらず未だに車中泊しています。
神様は私に沢山の物を捨てろと言っているかの様で物を私は様々な物を捨てました。
捨てたと言うよりも選んだって感じでしょうか・・・。
今回の事で要るもの要らない物、必要な物そうでない物、必要な人間関係・・・本物が見えた気がしています。
それから丁度時を同じくして様々な物が壊れています。
これも新たに・・・って事の様です。
私の住む街は直撃の被災地ではないかもしれません。
もともと首都圏に中途半端に近い、中途半端に関東・・・等と言われている土地です。
中途半端に被災地になっています。
中途半端な被災地だから、中途半端に放置されて陸の孤島化しています。
酷い被災地は報道されても中途半端な被災地なのでどんな状況なのか理解されていません。
情報が不足していて、物資が不足していて、孤立化しています。
物資が足りていません。
水も水道もストップしたままの街も未だ未だあります。
中途半端に原子力にも近い距離なので面白半分にデマが飛び交って人々の生活も心も乱しています。
私の友人は直撃の土地に居て今どうしているのか分からない人も居ます。
被災地に居ながらも必死に私を探してくれたり、安否を確認してくれた友人も居ます。
安全な土地に居ながらも地震の怖さにトラウマになってしまっている友人も居ます。
安全な土地でも物が世の中から無くなったり、ニュースを見て不安になっている友人も居ます。
身体が無事でも心が不安定な友人も居ます。
未だに涙が止まらないとか眠れないと言っています。
電気が通って突然沢山の情報が入って来て混乱してしまっている人々も沢山です。
大きな被害に遭っている土地より自分達は未だましだとか、恵まれている・・・とみんなが自分達に言い聞かせている感じがしています。
ガソリンが間に合わない、物が足りない・・・人が溢れ返り、みんながとても不安になっています。
みんな必要以上に買い貯めしている感じも見受けられます。
水道が通っていない街の人々が隣街等のお風呂屋さんに長蛇の列を作っています。
その間に倒れたりして救急車がやって来たりもしています。
こんな状況の中で、とても笑ってしまう事は何もかも様々な対応が対応出来ない事です。
誰もが初めての出来事だからきっとマニュアルも無いから対応出来ないのかもしれません。
運転免許の更新…行けないって言っているのに延長手続きに行かなくてはいけないと言われたり(笑)
こんな時に本当に必要な物、こんな時に本当に必要な事、沢山の事を学んでいる気がしています。
だいぶ減ったと言いますが、未だに余震が続いています。
凄く笑えるのは、県庁所在地、しかも県庁通りに面した場所に住んでいるのに、県庁付近は電気が灯っているのに、橋一本隔てた私の家の付近はいつ迄もいつ迄も電気は通りませんでした(笑)
そのお蔭で星の美しさ、月の明るさをとてもとても感じました。
そんな被災地にて。
私は怪我もせずに元気でいます。