宅配便の時間だな…
と、考えながらもトイレに入って
落ち着いた頃に、宅配便の軽トラの
サイドブレーキを引く音が聞こえた。

この緩んだ力を復旧させたくはない!
しばらくすると、おはようございます
荷物をお届けに上がりました!
と、叫ぶ声。

ト、トイレ、トイレ!
しばらく待って貰おうと考えたが
私の声は届いてはいない。

…さらに、母親が外出の為に玄関を
出る音がした…
当然、待ちかまえているのは、配達人!
デカい声で、フルネームを読み上げる
配達人。 しまった! 下の名前を偽名
しかも、女性の名前を使っていたんだ。
フミコさん宛にお荷物ですって・・・・プッ。
今、母親の前でいい声でフミコーさんだって。
聞いいて恥ずかしくなり
たまらず、トイレの小窓開放!
トイレ、トイレ! 

ふぅー とりあえず、切り上げ努力をする。
事務所の前で持っていたのが、トイレの修理パーツ。
代金引換えサービスでした。