【祝】2012年 スタンレーレディス 優勝!今季2勝目・通算12勝目!
どうも・・・
智恵ちゃん、昨年奇跡を巻き起こした東名CCでまたまたやってくれました。!
今季2勝目、通算12勝目、そして智恵ちゃんとしては初めて同一大会での連覇達成です。
あ、私め5月末に無事退院しまして自宅リハビリの後、社会復帰しております・・・
私の入院リハビリ中は智恵ちゃんの調子も今一つでしたが、私の社会復帰に合わせて本領発揮の活躍を見せてくれてました。
そして智恵ちゃんにとって例年ターニングポイントになるスタンレーです・・・・
スタンレーレディス・東名CCでの智恵ちゃんの因縁といいますか、ここでの活躍は昨年のこの大会の記事をご参照下さい・・・
そこでもふれましたが、2009年大会も最終日が濃霧で9hに短縮しての決着でした。
そして今年はその濃霧に3日間悩まされることになります。
その初日、智恵ちゃんは幸先良く、1番ホールをバーディで発進・・・
ところが直後に濃霧で中断されます。携帯速報で待てども待てども再開されず、なんとそのまま
夕方まで待って、サスペンデッドで続きは2日目になりました。
なんか出鼻をくじかれた感じもあったとは思いますが、智恵ちゃんはこの2日目(記録上は1stR)も順調にバーディを積み上げ、5バーディノーボギーでTOPの森田理香子プロから1打差の2位で最終日最終組となります。
明けて最終日、ところが今度は朝から濃霧でスタートできず、大会も早々と27hの大会に短縮が決まります。これはLPGAの規約でしょうか、大会が成立するギリギリのホール数。
午前中からPCでチェックしてましたが、なかなかスタートできず、智恵ちゃんのスタート時刻はどんどん予定がずらされて行きます。
いよいよTV中継の時間を考えると、タイムリミットになるころ・・・ようやく智恵ちゃんはスタートしました。
インコースのハーフラウンドの最終日は智恵ちゃんは2009年に経験して勝ちきっている智恵ちゃんです。10番11番とパーセーブし、TOPの森田プロがボギーで後退したことでTOPに並びます。
ここで、ネットの速報が中断されましたので16時からの中継を待ちます・・・
では、最終日の中継内容に沿って綴ってみたいと思います。
中継画面はいきなり智恵ちゃんのティーショットから、この日のウエアは黒のポロシャツに色鮮やかな赤のスカート、珍しく日焼け防止のアンダーシャツ無しの智恵ちゃん・・・
この黒と赤の上下のコーデは初めて最終日に逆転優勝したウイダーと同じもの・・・
14番395y、智恵ちゃんのティーショットはしっかりFWセンタに運ばれます。この時点智恵ちゃんはスタート時のスコアのままですが、TOTAL-5で三貴プロと並びTOPタイ。
続く森田プロは1打目を3Wで打ちますが左のラフに入れてしまいます。単独TOPでスタートした彼女はここまで2ボギーでTOTAL-4の3位タイにいます・・・
もう一人は大和笑莉奈プロ、智恵ちゃんの同窓の後輩になります。プロ入り初の最終日最終組に緊張気味の彼女もここまで2つスコアを落としてTOTAL-3です。そのティーショットは智恵ちゃんのやや後ろFWセンタにしっかり運びます。
この頃TOPタイにいた三貴プロは14番グリーンで1mのパーパットを外し-4に後退。ここで智恵ちゃんは単独TOPに立ちます。
2打目、森田プロから、ラフのライは問題なさそう。ピンまで150yをくピンの右2.5mのチャンスに着け、智恵ちゃんにプレッシャーを掛けます。
続く大和プロは残り143yのショットをグリーン右のラフに外します。
そして智恵ちゃんは残り137yを9Iでピン左手前6mにナイスオン。
このバーディトライは智恵ちゃんから。しっかり狙いを定めるも強い風に身体が揺らされ、一度アドレスを解きます。そして仕切り直しのバーディーパットはしっかりとした転がりで打ち出され綺麗にカップに吸い込まれる『ナイスバーディー!』TOTAL-6に伸ばします。
先に放り込まれた森田プロは逆にプレッシャーをかけられます。そしてこのバーディーパットはカップ右
を舐めながら外れ2パットのパー。ちえちゃんとは2打差になります。
大和プロはアプローチを2mオーバーさせ2パットのボギー-2とし、優勝争いからは脱落です。
その頃、この日スコアを伸ばして-5で18番グリーンに上がっていた宋ボベプロは3mのパーセーブパットを外し-4に後退し、智恵ちゃんとは2打差に後退してフィニッシュ。
15番365y、智恵ちゃんのティーショットは5Wで240yくらいとばしFWをしっかりキープします。
森田プロは3Iですが右の1stカットへこぼれます。続く大和プロもドライバーですが右のラフに外します。
2打目、森田プロはグリーン右カラー横のラフに僅かにこぼします。
智恵ちゃんは残り127yをPWでピン左5mのチャンスにつけます。
ラフからの大和プロは残り124yのショットは右のガードバンカに捕まります。
チップイン狙いの森田プロのアプローチは30cmショートするもしっかりパーセーブ。
智恵ちゃんは下りのスライスを打ち切れず50cmショートしますが2パットのパー。
大和プロのバンカーショットンはピンを1.5mオーバーしますが、返しを入れてナイスパーです。
16番144y、昨年エースを出したホールですが、この日のピンは奥めです。
智恵ちゃんは8Iでコントロールショットしますがピン左奥のカラーまでこぼれてしまいます。
森田プロは9Iで狙いますがキャリーでピンをオーバーし、グリーン奥のラフまでこぼれてしまいます。
森田プロのアプローチはピンを狙いにいったぶん、強く入るミスで4mオーバーします。
智恵ちゃんのアプローチはピン横20cmに着け、お先にでナイスパー。
残りホールの少ない森田プロはピンチのパーセーブパットをジャストでねじ込み逆転に望みを繋げます。
17番374y、智恵ちゃんのティーショットは上手くキックしたかに見えましたが、最後のひと転がりで1stカットにこぼれ、気持ちボールが沈んだライに止まります。
森田ぷろは安全に5WでFW右をキープします。
2打目、森田プロは9Iでピン左2mにナイスオン。バーディチャンスに着けます。
智恵ちゃんは残り89yをAWで狙いますが、やや沈んだ左足下がりのライで、ピンを大きくオーバーし奥のカラーにこぼしてしまいます。
ここからのアプローチパットは20mくらいの下りのラインですが、1.5mショートします。
先に森田プロのバーディトライ。智恵ちゃんにプレッシャーを掛けたいところですが、ラインの読み間違いか右に曲げて外れパーとします。
智恵ちゃんのパーセーブパットもラインの読み間違ったようにカップの左を抜けてボギーとします。これでTOTAL-5に後退2位の森田プロと1打差になります。
このころ2位タイの三貴プロは18番のパーオンに失敗し、バンカーからのリカバリーもピンを4mオーバーし、結局ボギーと-3に後退し、優勝争いから脱落します。
18番536yの森田プロティーショットは250yのFWセンターに運びます。
智恵ちゃんも負けずに240yのFWセンター運びます。
2打目、智恵ちゃんは5Wで確実にFWセンタ運びます。
森田プロは4Iでしっかりレイアップしアプローチ勝負に賭けます。
3打目、森田プロのアプローチは僅かにグリーン右のカラーにこぼれますが、ピンまでは6mでチップインのチャンスは残します。
このショットのグリーン周りのギャラリーの反応に智恵ちゃんは怪訝な表情を見せますが、直ぐに自分の次のショットに集中します。
残り77yをAWでしっかり時間を取って狙い打ちます・・・「行け!着け!」と自分の打ったボールに魂を込めるようにつぶやく智恵ちゃん。
このショットは智恵ちゃんの強さを魅せるライン出しでピン筋に重ね、ピン奥3mのバーディチャンスに着けます。
森田プロチップイン狙いのバーディパットに集中します。なんかシチュエーションは昨年のウイダーのシーンに重なってきます・・・
このパットは軽いフックラインですがラインに乗ったようにみえましたが、わずかに弱かった分最後に左切れてカップをナメて外れます。中継の残り時間を見る限り勝負が着いた瞬間です。
最後バーディーでウィニングパットを決めたい智恵ちゃんは下りのラインをスライス読んでしっかり打ち出しますが、カップの左をすり抜け、智恵ちゃんは非常に悔しがる表情を見せます。
最後、10cmのウィニングパットをタップインするといつになく控えめなガッツポーズと満面の笑みを見せながら歓声に応えます。
最後、優勝インタビューの智恵ちゃん・・・「今回は選手はもちろんギャラリー・大会関係者の皆さんには大変な3日間でした。そんな中、辛抱強くゴルフして良い形で終われた事に感謝したいです・・・これからももっと頑張って、最後のパットを決める事ができるような選手になりたいです。」
最終日は9ホールに短縮される中、勝負に拘り1打を競う展開に伸ばすゴルフができず最後のバーディパットにも拘った智恵ちゃんでした。
5年前初めて優勝争いした時は1.5Rでの初優勝に疑問を感じながらの勝負に自分から負けたような想いを抱いた智恵ちゃんでしたが、今大きく成長した智恵ちゃんは勝利への拘りが人一倍強い事が結果に繋がったのだと思える3日間でした・・・
結局最終日は1バーディ、1ボギーのtoday EVEN、TOTAL-5で2位と1打差で見ている方はとても緊迫した戦いだったのではないでしょうか・・・。
1.5Rとなりましたが記録的にはパーセーブ率が96.3%、パーオン平均パット数が1.64、パーオン率51.9%でリカバリー率が12/13ですから、過去優勝した中でもたぶん一番パーオン率が悪かったと思いますが、高いリカバリー率で粘った勝利ということがわかります。
そして優勝するしないは相手あってのこと・・・まあ運と言えばそれまでですが、今回優勝争いに絡んだ森田プロ、三貴プロ、宋ボベプロ・・・それぞれ優勝に手が届くクラッチパットを中継で見る中だけでもいくつか逃しています。
まあ智恵ちゃんも似たような距離のパットを逃しての優勝ですから同じ事かも知れませんが、この3方のあのパットが入っていたらと思うと手放しに喜んではいられないかもしれません。
何れにせよ智恵ちゃんのことですから、今回の課題も伸び代に変えてまた成長した姿を魅せてくれると思います。
さて、既に次戦のサマンサタバサも最終日の戦いを残すのみとなっています。
今週の智恵ちゃんは残念ながら優勝争いに絡めていません。
ショットの感覚の問題で大きく出遅れて、立て直せていないようです。
最終日に爆発的なスコアを期待したいですが、どうやら全英リコーの切符も手に入れられそうですので
無理せずに、何らかの課題を調整するくらいの気持ちで臨めば良いとおもいます。
久しぶりに長々と綴ってしまいました・・・
では・・・