セントバーナードが狂犬病にかかって襲い掛かってくるという、こう書くとホラーとしては若干インパクトに欠けるかな
と思える1983年の作品ですが、つくりは非常に分かりやすく、こわい![]()
さすが原作がスティーブンキングというだけあります。
主人公格の主婦とその子どもが、犬に襲われてセダンの中に閉じ込められてしまうのですが
ホラー映画によくある「逃げ出したいのになぜかその時だけエンジンがかからない」という演出に
きちんと布石が打ってあるのです
(オンボロ車である描写が事前からずっとあるし、
自動車修理屋さんにセントバーナードがいる)
ホラー映画あるあるのひとつである「なんでいつもすんなりエンジンがかからないのか?
すぐにそんなエンストするものか?」ということに対するエクスキューズがあることにホラー映画ファンは興ざめさせられずに済むのではないでしょうか![]()
襲われる主婦の旦那さんも、タイミングの悪いことに仕事のトラブルで遠方に出張に行かなければならなくなり
主婦が容易に誰かに助けてもらえない状況を作っているのも息がつまるような演出です![]()
セントバーナード犬ですが、病気にかかって顔がただれたようになっていくのが何ともかわいそう![]()
もとから垂れ目でとろけたような顔をしているのが、よりただれた感じになって病気ぽく、何ともリアルです![]()
温厚そうな見た目のセントバーナードが牙をむきだしに、車に体当たりをしてくるなんて
実際そんな状況に置かれたら恐怖でしかない…
あらすじも全く知らずに見た映画でした。なんとなく、狂犬病にかかった犬がいっぱい出てきて人々におそいかかるような、パニックホラーを想像していたのですが
全く違うアプローチの映画でした。
ちなみに撮影は、映画監督でもあるヤン・デ・ボン氏。
「スピード」の監督さんでもある方なので、映像に安定感と躍動感がありました![]()

















