保乃 「おもい…」




身体がすごく重い。そして、いつも横で寝てるひいちゃんがいない。


たぶん絶対ひいちゃん乗ってるやろな。そんなとこもほんまに愛おしい。




保乃 「ひいちゃんちょっと下ろすなって、ええぇぇぇぇえ!?!?!?」




そこには3、4歳くらいのちっちゃい子ががいた。

保乃のひいちゃんどこいったん?


? 「んん…ほのちゃ、しーしてて、ひいまだねるの」




保乃 「あ、ごめんな」




今ひいって言ったよね?ひいちゃんかな?


それにしても、いつもより小さくない?


ほんまに状況が理解できない。ちゃんと勉強しとけばよかったと今になって後悔してしまう。




ひかる 「ほのちゃん、ぎゅー」




保乃 「いいよ~ところでひいちゃん、なんで小さくなったん?」




ひかる 「ちっちゃいいじりやめてよー」




保乃 「ほんまにちいさいで、立ってみ」




ひかる 「うわぁ、ちっちゃくなってるね」




当の本人超他人事。ちょっと事情を聞いてみよう。



ひかる 「えっとね、きのうね、きらちゃんがクッキーくれた!」




保乃 「あそれやなぜったいそれや」




ひかる 「うらにちいさくなりますって、かいてあった!」




保乃 「ちょっと綺良ちゃんに電話してくるね」




ひかる 「いってらっしゃーい」




とりあえず、綺良ちゃんがくれたクッキーでちっちゃくなったってことはわかった。


ちょっと綺良ちゃんに詳しく聞かないと。




保乃 「もしもし綺良ch…「ごめんなさい!でき心です!」




あら、ストイックな謝罪。びっくりしちゃった。


詳しく聞いてみたら、ひいちゃんとほぼ同じことを言っていた。




保乃 「ところで、いつ治るん?」




綺良 「わかんないです、たぶん今日中に治るような気がしますね」




保乃 「おっけー、今度会ったらいっぱいお話しようか」




綺良 「…わかりました」




保乃 「じゃあまたねー」


プチッ




ひかる 「ほのちゃん、おかおこわかったよ、おこってる?」




保乃 「え~?怒ってないよ~」




ひかる 「よかったーおこっちゃったかとおもったよ~」




やっぱりちっちゃいひいちゃんもかわいいな~ふにゃふにゃ笑顔は写真に収めないと。




ひかる 「ん、やだ、おしゃしんきらい」




保乃 「そうやったなごめんな~」




ひかる 「いいよ!」




保乃 「ひいちゃんやさしいね~」




グゥー




ひかる 「おなかすいた!」




時計はいつのまにか11時半を指していた。保乃が電話してる間もソファーでぴょんぴょんしてたからお腹もすいちゃうよね。




保乃 「ひいちゃんなに食べる?」




ひかる 「えっとね~おむらいす!」




保乃 「いいよ~ちょっとまっててね」




空腹ひいちゃんを待たせる訳には行かないから、元バレー部の底力を出して高速でオムライスを作れた。


ひいちゃんすごいきらきらおめめで見てくるやん。




ひかる 「たべていい?」




保乃 「いいよ~」




ひかる 「いただきます!」




ちっちゃいおくちでもぐもぐしている姿は天然記念物だから国で保護するべき。絶対そうだよ。




ひかる 「ごちそうさまでした!」



保乃 「お粗末さまでした。片付けするから待っててねー」




ひかる 「はーい」




鼻歌を歌いながらお絵描きをしているひいちゃんやったけど、疲れきって寝てしまった。




保乃 「風邪ひかんといてな」




そっと毛布をかけて、1枚だけ写真を撮った。


その後家事も終わり、ゆっくり本を読んでいると…


ぼんっ!!!




保乃 「ほにょ!?!?!?!?!!!!?」



大きな爆発音とともにひいちゃんは元の大きさに戻った。




ひかる 「…保乃ちゃんお洋服取ってきて」







ちっちゃいひいちゃんも可愛かったたけど、やっぱり今のひいちゃんが1番やな。






毛布被せててよかった。















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こんにちは!えずです。


1ヶ月近く更新してなくてすみませんでした🙇


テスト期間が終わってダラダラしてたらいつの間にか1ヶ月経ってしまいました。(びっくり)


今後は一定ペースで投稿させていただきます。


これからもよろしくお願いします🐸


また読みに来てください‼️


えず。