ユングスタディのご案内 2020年9月3日(木) | テクノロジー犯罪、集団ストーカー問題を主に深層心理学の視点から考えてみます。

テクノロジー犯罪、集団ストーカー問題を主に深層心理学の視点から考えてみます。

この問題のこれまでの捉え方を変えてより人間の本質的な立場から解決の方向性を模索したいと思います。
希望はあります。歴史はフラクタルに繰り返していますし(罪、業、カルマ)、深層心理学的(+スピリチュアル)には問題に対しての結論もすでに1960年代には出ています。

ユング心理学研究会
【2020年9月3日(木)ユングスタディのご案内】

ユング『分析心理学セミナー』を読む(第5回)
<zoomによるオンライン開催>

 前回ユングスタディは7月16日の第三木曜日という変則的な開催日となりましたが、多くの方々のご参加をいただきまして誠にありがとうございました。スタディ前半はこれまでのまとめ、後半にはテキストの第7回を読み進めました。ここではユングの芸術論を中心に読むことができました。
 ユングによれば、芸術家は、時代の構えの変化に順応しており、同じ時代の一般の人々の傾向に対して補償となります。現代は科学を通して価値が外在化されている時代なので、これに対するモダンアートは、逆に客体を脱価値化して、関心を主体すなわち内的客体へと向けようと試みます。ユングによれば、この現代芸術の試みは、分析が行なっていることと同じものですが、分析の場合はこれをあくまで意識的に行おうとする点で異なります。
 また、深刻な暴力性の時期は、それに先行する芸術の感傷性によって予測可能であり、芸術家は暴力性を覆い隠すために感傷性を利用する、というユングの指摘は重要です。この問題の典型例は、ナチスによる「頽廃芸術」の追放だと思いますが、ユングのセミナーでのこの指摘は1925年のことで、ナチスが政権を取る前のことです。現代日本においても、こうした危険な傾向は見られていないでしょうか。

 次回9月スタディでは、テキストの第8回を読み進めます。ここでユングは、本格的に、『タイプ論』(1921年)の内容について論じ始めていくことになります。タイプ論の背後にあるより大きな人間観をどう理解するかが重要になります。また、引き続きユング自身が見たファンタジーについての話も続きますが、後にアニマ及び老賢者の概念に繋がる重要なイメージが話題となります。

 9月スタディは、東京でのコロナ関連での状況を踏まえ、ナカノエフ会場からのホスト配信によるオンライン開催にて行い、一般参加者による会場開催は行いません。参加希望者は以下のサイトより、お申し込みください。
https://peatix.com/event/1614225/view
 
案内役:白田信重、岩田明子
(ユング心理学研究会)
司会進行:海野裕美子(同)
資料協力:山口正男

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第5回:9月3日(木)
19:00 〜 21:00 (開場18:45)

■ テキスト:C.G.ユング『分析心理学セミナー』横山博監訳、みすず書房、2019.10            
・適宜、英語原文、創元社版邦訳も参照します。
・テキストを読んでいない方でも、資料を見ながらの進行なので参加可能です。
・シリーズ途中からでの参加でも全く問題ありません。お気軽にご参加ください。

■ 会場:オンライン開催
(zoomミーティング形式)
■ 会費:1,000円
■ 主催:ユング心理学研究会
http://jung2012.jimdo.com/
■ 問い合わせ:研究会事務局 jungtokyo_info@yahoo.co.jp

※ 会費のお支払い方法は、クレジットカード(VISA, Master, JCB, AMEX)、コンビニ / ATM、PayPal、銀行口座振替が利用できます。
※ このうち、コンビニ / ATM でのお支払いの場合は、手数料が購入者負担となります。また、販売期限の1日前に締め切られますので、ご注意ください。