皆さんご存じのとおり
9月6日未明、北海道胆振地方で最大震度7を記録する
大きな地震が発生しました。
私が住む、オホーツク北見地方は震度3でしたが
未明に突如鳴り響く緊急音に飛び起きました。
大きな地震が起こるという緊急通知…
それから1分も経たないうちにゆっくりジワジワと家が揺れはじめました。
と、同時に
あれ?電気がつかない???
そして、今度は地震発生のメール通知。
えっ?!
胆振地方で震度6強(のちに震度7に修正されました)
これはただ事ではない!!
さらに届いたメールには、札幌でも震度5強
これはますますただ事ではない!!
即、ラジオをつけて情報を聴くも、まだ詳細は流れず
大きな地震があったこと。
津波の心配はないこと。
だけはキャッチしました
外では、暗いなか車で移動する音も聞こえていましたが
この時点では、さほど事の重大さに気づくこともなく。
少しすれば電気も復活するだろう。くらいで、また少し眠りに…
朝になって、やっぱり電気は復旧せず。
「どうしよ、お風呂入らないで会社いけない…」
と、今思えば、どうでもいいことに焦っていました。
そのあと上司から
「北見全域が停電になっていて
会社に行っても仕事にならないので自宅待機に」
との連絡が。
どうやら、北見市だけじゃなく
北海道全域で停電になっているらしい。
あら・・・これは本当に大変かも・・・
ようやくことの重大さに気づいた私は、
何があってもいいよう、今できる身のまわりのことを準備しました
まずは「水」の確保
以前、何度も断水に見舞われた北見市。
水の大切さは十分理解しております。
停電になったということは、断水という可能性もなきにしもあらず。
お風呂場、鍋、バケツ・・・
水をためられる場所に、ひとまず水を。
そして、家にある食料がどれくらいあるのか?
テーブルの上にかき集めました。
缶詰、インスタントラーメン、羊羮などなど
うん。食料はなんとかオッケー!
ガスコンロもあるし、しばらくは何とかなるかな。
そして、コレを引っ張り出しました。
先日、旦那さんが職場のなんかでもらってきたとかで
そっと家の片隅に放置されてました。
が、これ意外にすぐれもの
何てことない小さいバッグに見えるでしょ。
中を開けてみると・・・
こ~~~んなにたくさんの防災グッズが入ってた
1)持出袋
2)軍手
3)ロープ
4)ホイッスル
5)ポケットティッシュ
6)防災のしおり
7)バンソウコウ
8)綿棒
9)コットンパフ
10)ワンタッチ包帯
11)爪切り
12)毛抜き
13)ハサミ
14)防災用ウエットティッシュ
15)レスキューシート
16)非常用給水パック
17)ポリラップミニ
18)マスク
19)カイロ
20)フリースブランケット
21)LEDライト
22)携帯スリッパ
23)コップ付歯磨きセット
24)ワイドFM対応ラジオライト
25)アルカリ電池・単3
26)アルカリ電池・単4
27)ピルケース
28)抗菌消臭簡易トイレ
と、全28点も入ってます
この中で今回活躍したのは、ラジオライトかな~
停電中、ずっと傍らにおいてました。
あとは、コチラ~
キャンプの時に買った、方位磁石付きLEDランタン
これ、すごく明るくて便利なんだけど、電池が心配だったので
必要最低限で使用しました。
もうひとつのは、手動充電式ライト
黒い取っ手を持ってグリグリ回すと充電されて
スイッチを入れれば明る~~~くなるやつ
これは、電池の心配もなく、体力さえあればOKなので
主力選手として使用してました
あとは、コレも・・・
以前、チラリと登場したことがありますが
旦那さまお手製のアロマキャンドル
自家製ミントとラベンダーがたんまり入ってますよ~ぉ
こんなん作るなんて、女子かっでしょ
でも、今年の夏、こんなにもこのキャンドルが役に立つとは
夜は、このアロマキャンドルの灯りのもと
トランプしたり花札したりして、時間つぶしてました。
ぼんやりとした灯りが灯るなか、トランプを配る姿・・・
どう見ても怪しい占い師にしか見えなかったわ
あと、冷蔵庫の中がヤバかったので・・・
(写真はイメージです)
明るいうちにから炭をおこして、外でBBQ
北見人は、暖かくなるとすぐ外で焼き肉をしますが
こういう時もやっちゃうよ
我が家は、安い時に肉を大量買いして冷凍する習性が。
それが今回、あだになっちゃったね
冬ならまだいいけど、夏は必要以上に冷凍しちゃダメね・・・
今回の教訓のひとつ
あとは、ガスコンロもあったので、長引くようだと
鍋だったり、インスタントラーメンだったりで凌ぐつもりでした。
そして、写真はありませんが
街中の電気がついていないこともあり
この日の夜は満天の星空が~~~~~ぁ
多くの北見市民が、この満天の星空を満喫したみたいです
こんな時に不謹慎かもしれませんが
不便を楽しむ!
そんな停電初日でした。
地震発生から2日目。
相変わらず我が家に電気は通っておりません。
どうやら、早いところで
1日目の23時くらいには復旧したところもあるようで。
少しずつ復旧する中、我が家はなかなか復旧ならず・・・
旦那さんの実家が、すでに復旧したようだったので
2日目の夜は実家へ避難
ご飯とお風呂をいただき、久しぶりのテレビも
そこで今回の北海道地震の被害の大きさをはじめて知りました。
帰りは、翌朝食べる用のおにぎりまで作ってもらっちゃった
ありがたや~~~~~ぁ。
そんな心も体もホクホク&ポカポカで家路につくと
電気が復活してた!
電気のある生活に感動
このご時世、生活のほとんどが電気に頼って暮らしていることを実感。
~今回の停電で学んだこと~
①防災グッズは用意しておくべし
②ランタン、懐中電灯、ロウソクなど携帯できる灯り必須
③携帯ラジオは必須
④携帯できるスマホの充電も必須(最低2~3回できるもの)
③必要な電池の予備は普段から用意しておくべし
④携帯できるガスコンロがあると便利
⑤携帯コンロ用のガスボンベも予備を用意しておくべし
⑥冷蔵庫や冷凍庫には必要以上に物を入れるべからず
⑦非常食・飲料水は常備しておくべし
ほかにも色々あるかもしれませんが、今回私が気づけたのこれくらいかな。
「備えあれば憂いなし」
とはよく言いますが、本当に日頃からの準備が大切です。
もちろん、備えだけではどうにもならないこともあるかもしれません。
でも、しっかり備えがあれば、非常時もある程度は慌てず過ごせる・・・はず。
私の住む地域は少しの揺れと停電だけで済みましたが
震源地周辺では、尊い命も奪われています。
住む場所を奪われた方もいらっしゃいます。
まだまだ日常に戻れない方々もたくさんいます。
どうか気を落とさず、明けない夜はありませんから!
私がこの場でできることは、エールを送ることだけですが
道産子の“底力”見せてやりましょー
けっぱれ道産子!!